public class Reference extends Object implements Cloneable, Serializable
Referenceは、ネーミングおよびディレクトリ・システムに直接バインドされていないオブジェクトに関するアドレス情報の記録方法を提供します。
Referenceは、参照対象のオブジェクトに関するアドレスの順序付けられたリストとクラス情報で構成されます。リスト内の各アドレスは、同じ概念上のオブジェクトの通信端点を識別します。「通信端点」とは、オブジェクトへの接続方法を示す情報です。これは、ネットワーク・アドレス、ローカル・マシン上のメモリー内の位置、同じマシン上の別のプロセスなどになります。リスト内のアドレスの順序は、参照を解釈するオブジェクト・ファクトリでは重要になる場合があります。
複製、オブジェクトが複数の通信メカニズムに対してインタフェースを提供するなどのさまざまな理由から、複数のアドレスが発生する場合があります。アドレスはインデックス化されてゼロから始まります。
Referenceには、このReferenceの参照先オブジェクトのインスタンスを作成する場合に役に立つ情報も格納されます。この情報には、そのオブジェクトのクラス名、およびオブジェクトを作成するときに使用されるファクトリのクラス名と位置が示されます。クラス・ファクトリ位置は、ファクトリをロードするのに使用されるクラス・パスを表す、空白で区切られたURLのリストです。ファクトリ・クラス(またはファクトリ・クラスが依存するクラスやリソース)をロードする必要があるときは、クラスのロードを試みるために各URLが使用されます。
Referenceインスタンスは、並行アクセスに対して複数のスレッドでは同期化されません。単一のReferenceに並行してアクセスする必要のあるスレッドは、それ自体で同期化され、必要なロックを提供する必要があります。
RefAddr
, StringRefAddr
, BinaryRefAddr
, 直列化された形式修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
protected Vector<RefAddr> |
addrs
このReferenceに含まれるアドレスを含みます。
|
protected String |
classFactory
ファクトリ・クラスの名前を含みます。このファクトリ・クラスがReferenceの参照先オブジェクトのインスタンスを作成します。
|
protected String |
classFactoryLocation
ファクトリ・クラスの位置を含みます。
|
protected String |
className
このReferenceの参照先オブジェクトのクラスの完全指定された名前を含みます。
|
コンストラクタと説明 |
---|
Reference(String className)
クラス名が「className」のオブジェクトに対する新しい参照を構築します。
|
Reference(String className, RefAddr addr)
クラス名が「className」のオブジェクトに対して新しい参照を構築します。
|
Reference(String className, RefAddr addr, String factory, String factoryLocation)
クラス名が「className」のオブジェクト、オブジェクトのファクトリのクラス名と位置、およびオブジェクトのアドレスに対する新しい参照を構築します。
|
Reference(String className, String factory, String factoryLocation)
クラス名が「className」のオブジェクト、およびオブジェクトのファクトリのクラス名と位置に対して新しい参照を構築します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
void |
add(int posn, RefAddr addr)
アドレス・リストのインデックス位置にアドレスを追加します。
|
void |
add(RefAddr addr)
アドレス・リストの末尾にアドレスを追加します。
|
void |
clear()
この参照からすべてのアドレスを削除します。
|
Object |
clone()
アドレスのクラス名リスト、クラス・ファクトリ名およびクラス・ファクトリ位置を使用して、この参照のコピーを作成します。
|
boolean |
equals(Object obj)
objがこの参照と(同じ順序の)同じアドレスをもつ参照であるかどうかを判別します。
|
RefAddr |
get(int posn)
インデックスにあるアドレスを取り出します。
|
RefAddr |
get(String addrType)
アドレス型「addrType」をもつ最初のアドレスを取り出します。
|
Enumeration<RefAddr> |
getAll()
この参照内のアドレスの列挙を取り出します。
|
String |
getClassName()
この参照の参照先オブジェクトのクラス名を取り出します。
|
String |
getFactoryClassLocation()
この参照の参照先オブジェクトのファクトリの位置を取り出します。
|
String |
getFactoryClassName()
この参照の参照先オブジェクトのファクトリのクラス名を取り出します。
|
int |
hashCode()
この参照のハッシュ・コードを計算します。
|
Object |
remove(int posn)
アドレスのリストからインデックスにあるアドレスを削除します。
|
int |
size()
この参照内のアドレス数を取り出します。
|
String |
toString()
この参照の文字列表記を生成します。
|
protected String className
Class.getName()
protected String classFactory
protected String classFactoryLocation
public Reference(String className)
className
- この参照が表すオブジェクトのnull以外のクラス名。public Reference(String className, RefAddr addr)
className
- この参照が表すオブジェクトのnull以外のクラス名。addr
- オブジェクトのnull以外のアドレス。public Reference(String className, String factory, String factoryLocation)
className
- この参照が表すオブジェクトのnull以外のクラス名。factory
- オブジェクトのファクトリのnullの可能性があるクラス名。factoryLocation
- ファクトリのロード元のnullの可能性がある位置(URLなど)。ObjectFactory
, NamingManager.getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
public Reference(String className, RefAddr addr, String factory, String factoryLocation)
className
- この参照が表すオブジェクトのnull以外のクラス名。factory
- オブジェクトのファクトリのnullの可能性があるクラス名。factoryLocation
- ファクトリのロード元のnullの可能性がある位置(URLなど)。addr
- オブジェクトのnull以外のアドレス。ObjectFactory
, NamingManager.getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
public String getClassName()
public String getFactoryClassName()
public String getFactoryClassLocation()
public RefAddr get(String addrType)
addrType
- アドレスの検索対象となるnull以外のアドレス型。public RefAddr get(int posn)
posn
- 取り出すアドレスのインデックス。ArrayIndexOutOfBoundsException
- posnが指定された範囲にない場合。public Enumeration<RefAddr> getAll()
public int size()
public void add(RefAddr addr)
addr
- 追加するnull以外のアドレス。public void add(int posn, RefAddr addr)
posn
- addrを挿入するリストの0から始まるインデックス。addr
- 追加するnull以外のアドレス。ArrayIndexOutOfBoundsException
- posnが指定された範囲にない場合。public Object remove(int posn)
posn
- 削除するアドレス内の0から始まるインデックス。ArrayIndexOutOfBoundsException
- posnが指定された範囲にない場合。public void clear()
public boolean equals(Object obj)
equals
、クラス: Object
obj
- チェックするnullの可能性があるオブジェクト。Object.hashCode()
、HashMap
public int hashCode()
hashCode
、クラス: Object
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
public String toString()
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