public class ArrayList<E> extends AbstractList<E> implements List<E>, RandomAccess, Cloneable, Serializable
size、isEmpty、get、set、iterator、およびlistIteratorの処理は、一定の時間で実行されます。addの処理も、一定の償却時間で実行されます。つまり、n個の要素を追加するにはO(n)時間が必要です。ほとんどの場合、ほかのすべての処理も比例的な時間で実行されます。定数の係数は、LinkedListの実装の場合より小さくなります。
各ArrayListのインスタンスには、容量があります。容量とは、リストの要素を格納するために使用する配列のサイズです。これは常にリストのサイズ以上の大きさになります。ArrayListに要素を追加すると、その容量は自動的に拡大します。拡大のポリシーについては、要素を追加すると「一定の償却時間コスト」が伴うこと以外は、詳しくは指定されていません。
アプリケーションでは、ensureCapacityを使ってArrayListのインスタンスの容量を拡大してから、多くの要素を追加できます。これにより、増加に対する再割当てが軽減される場合があります。
この実装はsynchronizedされません。複数のスレッドが並行してArrayListインスタンスにアクセスし、それらのスレッドの少なくとも1つがリストを構造的に変更する場合は、外部でその同期をとる必要があります。構造的な変更とは、1つ以上の要素を追加または削除したり、基になる配列のサイズを明示的に変更したりする処理のことです。要素の値だけを設定する処理は、構造的な変更ではありません。これは通常、リストを自然にカプセル化する一部のオブジェクトでsynchronizedすることによって達成されます。そのようなオブジェクトが存在しない場合は、Collections.synchronizedList
メソッドを使用してリストを「ラップ」するようにしてください。リストが誤ってsynchronizedなしでアクセスされるのを防ぐために、作成時に行うことをお薦めします。
List list = Collections.synchronizedList(new ArrayList(...));
このクラスのiterator
およびlistIterator
メソッドによって返されるイテレータは、フェイルファストです。イテレータの作成後に、イテレータ自体のremove
またはadd
メソッド以外の方法でリストが構造的に変更されると、イテレータはConcurrentModificationException
をスローします。このように、並行して変更が行われると、イテレータは、将来の予測できない時点において予測できない動作が発生する危険を回避するために、ただちにかつ手際よく例外をスローします。
通常、非同期の並行変更がある場合、確かな保証を行うことは不可能なので、イテレータのフェイルファストの動作を保証することはできません。フェイルファスト・イテレータは、ベスト・エフォート・ベースでConcurrentModificationException
をスローします。したがって、正確を期すためにこの例外に依存するプログラムを書くことは誤りです。イテレータのフェイルファストの動作はバグを検出するためにのみ使用すべきです。
このクラスは、Java Collections Frameworkのメンバーです。
Collection
, List
, LinkedList
, Vector
, 直列化された形式modCount
コンストラクタと説明 |
---|
ArrayList()
初期容量10で空のリストを作成します。
|
ArrayList(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクションの要素が含まれているリストを、要素がコレクションのイテレータによって返される順序で作成します。
|
ArrayList(int initialCapacity)
指定された初期容量で空のリストを作成します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
add(E e)
このリストの最後に、指定された要素を追加します。
|
void |
add(int index, E element)
このリスト内の指定された位置に指定された要素を挿入します。
|
boolean |
addAll(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクション内のすべての要素を、指定されたコレクションのイテレータによって返される順序でこのリストの最後に追加します。
|
boolean |
addAll(int index, Collection<? extends E> c)
指定されたコレクション内のすべての要素を、このリストの指定された位置に挿入します。
|
void |
clear()
このリストからすべての要素を削除します。
|
Object |
clone()
このArrayListインスタンスのシャロー・コピーを返します。
|
boolean |
contains(Object o)
指定の要素がこのリストに含まれている場合にtrueを返します。
|
void |
ensureCapacity(int minCapacity)
このArrayListインスタンスの容量を必要に応じて増やし、少なくとも最小容量引数で指定される要素数を保持できるようにします。
|
void |
forEach(Consumer<? super E> action)
Iterable の各要素に対して指定されたアクションを、すべての要素が処理されるか、アクションが例外をスローするまで実行します。 |
E |
get(int index)
このリスト内の指定された位置にある要素を返します。
|
int |
indexOf(Object o)
指定された要素がこのリスト内で最初に検出された位置のインデックスを返します。指定された要素がこのリストにない場合は -1を返します。
|
boolean |
isEmpty()
このリストに要素がない場合にtrueを返します。
|
Iterator<E> |
iterator()
このリスト内の要素を適切な順序で反復処理するイテレータを返します。
|
int |
lastIndexOf(Object o)
指定された要素がこのリスト内で最後に検出された位置のインデックスを返します。指定された要素がこのリストにない場合は -1を返します。
|
ListIterator<E> |
listIterator()
このリスト内の要素を適切な順序で反復処理するリスト・イテレータを返します。
|
ListIterator<E> |
listIterator(int index)
リスト内の指定された位置で始まる、リスト内の要素を適切な順序で反復するリスト・イテレータを返します。
|
E |
remove(int index)
このリストの指定された位置にある要素を削除します。
|
boolean |
remove(Object o)
指定された要素がこのリストにあれば、その最初のものをリストから削除します。
|
boolean |
removeAll(Collection<?> c)
リストから、指定されたコレクション内に保持されているすべての要素を削除します。
|
boolean |
removeIf(Predicate<? super E> filter)
指定された述語を満たすこのコレクションの要素をすべて削除します。
|
protected void |
removeRange(int fromIndex, int toIndex)
fromIndex (これを含む)からtoIndex (これを含まない)の範囲のインデックスを持つすべての要素をこのリストから削除します。 |
void |
replaceAll(UnaryOperator<E> operator)
このリストの各要素を、その要素に演算子を適用した結果で置換します。
|
boolean |
retainAll(Collection<?> c)
指定されたコレクション内に保持されている、リスト内の要素だけを保持します。
|
E |
set(int index, E element)
このリストの指定された位置にある要素を、指定された要素で置き換えます。
|
int |
size()
このリスト内にある要素の数を返します。
|
void |
sort(Comparator<? super E> c)
指定された
Comparator を使用して要素を比較することにより、このリストをソートします。 |
Spliterator<E> |
spliterator()
このリスト内の要素に対する遅延バインディングおよびフェイルファスト
Spliterator を作成します。 |
List<E> |
subList(int fromIndex, int toIndex)
このリストの、指定された
fromIndex (これを含む)からtoIndex (これを含まない)までの部分のビューを返します。 |
Object[] |
toArray()
このリスト内のすべての要素を適切な順序で(最初の要素から最後の要素へ)含んでいる配列を返します。
|
<T> T[] |
toArray(T[] a)
このリスト内のすべての要素を適切な順序で(最初の要素から最後の要素へ)含んでいる配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型になります。
|
void |
trimToSize()
このArrayListインスタンスの容量をリストの現在のサイズにまで減らします。
|
equals, hashCode
containsAll, toString
containsAll, equals, hashCode
parallelStream, stream
public ArrayList(int initialCapacity)
initialCapacity
- リストの初期容量IllegalArgumentException
- 指定された初期容量が負の場合public ArrayList()
public ArrayList(Collection<? extends E> c)
c
- 要素がこのリストに配置されるコレクションNullPointerException
- 指定されたコレクションがnullである場合public void trimToSize()
public void ensureCapacity(int minCapacity)
minCapacity
- 目的の最小容量public int size()
size
、インタフェース: Collection<E>
size
、インタフェース: List<E>
size
、クラス: AbstractCollection<E>
public boolean isEmpty()
isEmpty
、インタフェース: Collection<E>
isEmpty
、インタフェース: List<E>
isEmpty
、クラス: AbstractCollection<E>
public boolean contains(Object o)
contains
、インタフェース: Collection<E>
contains
、インタフェース: List<E>
contains
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- このリスト内にあるかどうかが判定される要素public int indexOf(Object o)
public int lastIndexOf(Object o)
lastIndexOf
、インタフェース: List<E>
lastIndexOf
、クラス: AbstractList<E>
o
- 検索する要素public Object clone()
public Object[] toArray()
返される配列への参照をこのリストが維持しないという点で、この配列は安全です。(つまり、このメソッドは新しい配列を割り当てます。)このため、呼出し側は、返された配列を自由に変更できます。
このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。
toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、インタフェース: List<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
Arrays.asList(Object[])
public <T> T[] toArray(T[] a)
指定された配列にリストが収まり、その配列にさらに余分な領域がある場合、つまり配列にリストより多くの要素がある場合、配列でコレクションの末尾に続く要素はnullに設定されます。このリストにnull要素がないことを呼出し側が知っている場合にのみ、この特性を利用してリストの長さを判断できます。
toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、インタフェース: List<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
T
- コレクションを含む配列の実行時の型a
- 配列が十分な大きさを持つ場合は、このリストの要素の格納先の配列。配列のサイズが十分でない場合は、同じ実行時の型で新しい配列が格納用として割り当てられる。ArrayStoreException
- 指定された配列の実行時の型が、このリスト内のすべての要素の実行時の型のスーパー・タイプではない場合NullPointerException
- 指定された配列がnullである場合public E get(int index)
get
、インタフェース: List<E>
get
、クラス: AbstractList<E>
index
- 返される要素のインデックスIndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index>= size())public E set(int index, E element)
set
、インタフェース: List<E>
set
、クラス: AbstractList<E>
index
- 置換される要素のインデックスelement
- 指定された位置に格納される要素IndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index>= size())public boolean add(E e)
add
、インタフェース: Collection<E>
add
、インタフェース: List<E>
add
、クラス: AbstractList<E>
e
- このリストに追加される要素Collection.add(E)
で指定されているとおり)public void add(int index, E element)
add
、インタフェース: List<E>
add
、クラス: AbstractList<E>
index
- 指定の要素が挿入される位置のインデックスelement
- 挿入される要素IndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index> size())public E remove(int index)
remove
、インタフェース: List<E>
remove
、クラス: AbstractList<E>
index
- 削除される要素のインデックスIndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index>= size())public boolean remove(Object o)
remove
、インタフェース: Collection<E>
remove
、インタフェース: List<E>
remove
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- このリストから削除される要素(その要素が存在する場合)public void clear()
clear
、インタフェース: Collection<E>
clear
、インタフェース: List<E>
clear
、クラス: AbstractList<E>
public boolean addAll(Collection<? extends E> c)
addAll
、インタフェース: Collection<E>
addAll
、インタフェース: List<E>
addAll
、クラス: AbstractCollection<E>
c
- このリストに追加される要素を含むコレクションNullPointerException
- 指定されたコレクションがnullである場合AbstractCollection.add(Object)
public boolean addAll(int index, Collection<? extends E> c)
addAll
、インタフェース: List<E>
addAll
、クラス: AbstractList<E>
index
- 指定されたコレクションの最初の要素を挿入する位置のインデックスc
- このリストに追加される要素を含むコレクションIndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index> size())NullPointerException
- 指定されたコレクションがnullである場合protected void removeRange(int fromIndex, int toIndex)
fromIndex
(これを含む)からtoIndex
(これを含まない)の範囲のインデックスを持つすべての要素をこのリストから削除します。後続の要素は左に移動します(インデックス値が減少)。この呼出しにより、(toIndex - fromIndex)
の要素数だけリストが短くなります。toIndex==fromIndex
の場合、このオペレーションは何も行いません。removeRange
、クラス: AbstractList<E>
fromIndex
- 削除する最初の要素のインデックスtoIndex
- 削除する最後の要素の直後のインデックスIndexOutOfBoundsException
- fromIndex
またはtoIndex
が範囲外の場合(fromIndex < 0||fromIndex>= size()||toIndex> size()||toIndex < fromIndex
)public boolean removeAll(Collection<?> c)
removeAll
、インタフェース: Collection<E>
removeAll
、インタフェース: List<E>
removeAll
、クラス: AbstractCollection<E>
c
- このリストから削除される要素を含むコレクションtrue
ClassCastException
- このリストのある要素のクラスが、指定されたコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- このリストにnull要素が含まれており、指定されたコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)、または指定されたコレクションがnullの場合Collection.contains(Object)
public boolean retainAll(Collection<?> c)
retainAll
、インタフェース: Collection<E>
retainAll
、インタフェース: List<E>
retainAll
、クラス: AbstractCollection<E>
c
- このリストで保持される要素を含むコレクションtrue
ClassCastException
- このリストのある要素のクラスが、指定されたコレクションと互換でない場合(オプション)NullPointerException
- このリストにnull要素が含まれており、指定されたコレクションがnull要素を許可しない場合(オプション)、または指定されたコレクションがnullの場合Collection.contains(Object)
public ListIterator<E> listIterator(int index)
next
の最初の呼出しによって返される最初の要素を示します。previous
の最初の呼出しは、指定されたインデックスから1を引いた値のインデックスを持つ要素を返します。
返されるリスト・イテレータは、フェイルファストです。
listIterator
、インタフェース: List<E>
listIterator
、クラス: AbstractList<E>
index
- リスト・イテレータから(next
呼出しによって)返される最初の要素のインデックスIndexOutOfBoundsException
- インデックスが範囲外の場合(index < 0||index> size()
)public ListIterator<E> listIterator()
返されるリスト・イテレータは、フェイルファストです。
listIterator
、インタフェース: List<E>
listIterator
、クラス: AbstractList<E>
listIterator(int)
public List<E> subList(int fromIndex, int toIndex)
fromIndex
(これを含む)からtoIndex
(これを含まない)までの部分のビューを返します。fromIndex
とtoIndex
が等しい場合は、空のリストが返されます。そのため、返されるリスト内での非構造的な変更はこのリストに反映され、このリスト内での変更は返されるリストに反映されます。返されるリストは、リストに関連するオプションのオペレーションをすべてサポートします。
このメソッドは、配列に一般的に見られるような、明示的な範囲操作のための要求を不要にします。リストを要求するいかなる操作もリスト全体ではなく、subListビュー上で操作することで、範囲操作として使用できます。たとえば、次の慣用法は、指定された範囲の要素をリストから削除します。
list.subList(from, to).clear();
indexOf(Object)
およびlastIndexOf(Object)
でも、同様の慣用法を作成できます。Collections
クラスのアルゴリズムがすべてsubListに適用できます。
バッキング・リスト(すなわち、このリスト)の構造が、返されたリストを経由せずに変更された場合、このメソッドで返されたリストのセマンティックスは保証されません。(構造の変更とは、リストのサイズが変わるような変更や、進行中の反復処理が不正な結果に終わるような変更のことです。)
subList
、インタフェース: List<E>
subList
、クラス: AbstractList<E>
fromIndex
- subListの下端点(これを含む)toIndex
- subListの上端点(これを含まない)IndexOutOfBoundsException
- 端点のインデックス値が範囲外の場合(fromIndex < 0||toIndex> size)
IllegalArgumentException
- 端点のインデックスの順番が正しくない場合(fromIndex> toIndex)
public void forEach(Consumer<? super E> action)
Iterable
Iterable
の各要素に対して指定されたアクションを、すべての要素が処理されるか、アクションが例外をスローするまで実行します。実装クラスで指定されない場合は、反復の順序でアクションが実行されます(反復順序が指定されている場合)。アクションによってスローされた例外は、呼出し側に中継されます。public Spliterator<E> spliterator()
Spliterator
を作成します。
Spliterator
は、Spliterator.SIZED
、Spliterator.SUBSIZED
、およびSpliterator.ORDERED
を報告します。オーバーライドする実装は、追加の特性値の報告をドキュメント化する必要があります。
spliterator
、インタフェース: Iterable<E>
spliterator
、インタフェース: Collection<E>
spliterator
、インタフェース: List<E>
Spliterator
public boolean removeIf(Predicate<? super E> filter)
Collection
removeIf
、インタフェース: Collection<E>
filter
- 削除される要素に対してtrue
を返す述語true
public void replaceAll(UnaryOperator<E> operator)
List
replaceAll
、インタフェース: List<E>
operator
- 各要素に適用する演算子 バグまたは機能を送信
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