public interface Registry extends Remote
Registry
は、単純なリモート・オブジェクト・レジストリに対するリモート・インタフェースで、任意の文字列名にバインドされたリモート・オブジェクト参照を格納および取得するためのメソッドを提供します。bind
、unbind
、およびrebind
メソッドはレジストリ内のネーム・バインディングを変更するときに使用し、lookup
およびlist
メソッドは現在のネーム・バインディングを照会するときに使用します。
Registry
は通常、RMIクライアントのブートストラップを有効にします。クライアントは、リモート・オブジェクトへの初期参照を起動時に取得します。このため、レジストリのリモート・オブジェクト実装は通常、既知のアドレス(既知のObjID
など)およびTCPポート番号(デフォルトは1099
)を使ってエクスポートされます。
LocateRegistry
クラスでは、リモート・アドレスにあるRegistry
へのブートストラップ参照を構築するためのプログラムAPI (staticメソッドgetRegistry
を参照)と、現在のVMにRegistry
を作成して特定のローカル・アドレスにエクスポートするプログラムAPI (staticメソッドcreateRegistry
を参照)を利用できます。
Registry
の実装では、その一部またはすべてのメソッドへのアクセスを制限できます。たとえば、レジストリのバインディングを変更するメソッドをローカル・ホストから発生する呼出しに制限できます。Registry
メソッドが特定の呼出しのアクセスを拒否した場合、その実装によりAccessException
がスローされることがあります。この例外はRemoteException
の拡張であるため、リモート・クライアントにキャッチされるとServerException
にラップされます。
Registry
でバインディングに使用する名前は、純粋な文字列で、解析されません。Registry
にサービスへのリモート参照を格納するときは、レジストリ内での名前の衝突を減らすために、ネーム・バインディングの接頭辞としてパッケージ名を使用することをお薦めします。
LocateRegistry
修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static int |
REGISTRY_PORT
レジストリによく使われるポートです。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
void |
bind(String name, Remote obj)
このレジストリ内の特定の
name にリモート参照をバインドします。 |
String[] |
list()
このレジストリ内にバインドされた名前の配列を返します。
|
Remote |
lookup(String name)
このレジストリ内の特定の
name にバインドされているリモート参照を返します。 |
void |
rebind(String name, Remote obj)
このレジストリ内の特定の
name へのバインディングを特定のリモート参照に置き換えます。 |
void |
unbind(String name)
このレジストリの特定の
name へのバインディングを削除します。 |
static final int REGISTRY_PORT
Remote lookup(String name) throws RemoteException, NotBoundException, AccessException
name
にバインドされているリモート参照を返します。name
- 検索するリモート参照の名前NotBoundException
- name
がバインドされていない場合RemoteException
- レジストリとのリモート通信に失敗した場合。AccessException
を含むServerException
例外の場合、レジストリはこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否するAccessException
- ローカル・レジストリがこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否した場合NullPointerException
- name
がnull
である場合void bind(String name, Remote obj) throws RemoteException, AlreadyBoundException, AccessException
name
にリモート参照をバインドします。name
- リモート参照に関連付ける名前obj
- リモート・オブジェクトへの参照(通常はスタブ)AlreadyBoundException
- name
がすでにバインドされている場合RemoteException
- レジストリとのリモート通信に失敗した場合。AccessException
を含むServerException
例外の場合、レジストリはこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否する(たとえば、ローカルではないホストから操作している場合)AccessException
- ローカル・レジストリがこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否した場合NullPointerException
- name
がnull
、またはobj
がnull
の場合void unbind(String name) throws RemoteException, NotBoundException, AccessException
name
へのバインディングを削除します。name
- 削除するバインディングの名前NotBoundException
- name
がバインドされていない場合RemoteException
- レジストリとのリモート通信に失敗した場合。AccessException
を含むServerException
例外の場合、レジストリはこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否する(たとえば、ローカルではないホストから操作している場合)AccessException
- ローカル・レジストリがこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否した場合NullPointerException
- name
がnull
である場合void rebind(String name, Remote obj) throws RemoteException, AccessException
name
へのバインディングを特定のリモート参照に置き換えます。指定されたname
にすでにバインディングが設定されている場合は、破棄されます。name
- リモート参照に関連付ける名前obj
- リモート・オブジェクトへの参照(通常はスタブ)RemoteException
- レジストリとのリモート通信に失敗した場合。AccessException
を含むServerException
例外の場合、レジストリはこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否する(たとえば、ローカルではないホストから操作している場合)AccessException
- ローカル・レジストリがこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否した場合NullPointerException
- name
がnull
、またはobj
がnull
の場合String[] list() throws RemoteException, AccessException
RemoteException
- レジストリとのリモート通信に失敗した場合。AccessException
を含むServerException
例外の場合、レジストリはこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否するAccessException
- ローカル・レジストリがこの操作を実行する呼出し側アクセスを拒否した場合 バグまたは機能を送信
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