public class SerialArray extends Object implements Array, Serializable, Cloneable
Array
オブジェクトの直列化バージョンであり、Javaプログラミング言語でのSQL ARRAY
値のマッピングです。
SerialArray
クラスは、Array
オブジェクトからSerialArray
インスタンスを作成するためのコンストラクタと、基底型とそのSQL名を取得するためのメソッドと、SerialArray
オブジェクトの一部または全部をコピーするためのメソッドを提供します。
注: このクラスを正常に動作させるためには、必要に応じてSQL Array
オブジェクトを生成する(そのすべての要素をクライアント・サーバーに移動させる)ためにデータ・ソース接続が利用可能である必要があります。現時点では、ロケータなどのデータ・ソースのデータへの論理ポインタはサポートされていません。
コンストラクタと説明 |
---|
SerialArray(Array array)
指定された
Array オブジェクトから新しいSerialArray オブジェクトを構築します。 |
SerialArray(Array array, Map<String,Class<?>> map)
要素がSQL UDTであるとき、各要素のカスタム・マッピングに使用される指定の型マップを使って、指定された
Array オブジェクトから新しいSerialArray オブジェクトを構築します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
Object |
clone()
この
SerialArray のクローンを返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このSerialArrayを指定されたオブジェクトと比較します。
|
void |
free()
このメソッドは、
SeriableArray オブジェクトを解放して、保持されているリソースを解放します。 |
Object |
getArray()
この
SerialArray オブジェクトのコピーである新しい配列を返します。 |
Object |
getArray(long index, int count)
この
SerialArray オブジェクトのスライスのコピーとなる新しい配列(指定されたインデックス位置の要素から指定の要素数分続く)を返します。 |
Object |
getArray(long index, int count, Map<String,Class<?>> map)
この
SerialArray オブジェクトのスライスのコピーとなる新しい配列(指定されたインデックス位置の要素から指定の要素数分続く)を返します。 |
Object |
getArray(Map<String,Class<?>> map)
要素がSQL UDTであるとき、各要素のカスタム・マッピングに使用される指定の型マップを使って、この
SerialArray オブジェクトのコピーである新しい配列を返します。 |
int |
getBaseType()
この
SerialArray オブジェクト内の要素のSQL型を取得します。 |
String |
getBaseTypeName()
この
SerialArray オブジェクト内に格納された要素のDBMS固有の型名を取得します。 |
ResultSet |
getResultSet()
この
SerialArray オブジェクトによって表現するARRAY 値のすべての要素が格納されているResultSet オブジェクトを取得します。 |
ResultSet |
getResultSet(long index, int count)
インデックスindexで始まり、最大でcount個の連続した部分配列の要素が格納されている
ResultSet オブジェクトを取得します。 |
ResultSet |
getResultSet(long index, int count, Map<String,Class<?>> map)
インデックスindexで始まり、最大でcount個の連続した要素を格納する
SerialArray オブジェクトの要素の部分配列を格納するResultSet オブジェクトを取得します。 |
ResultSet |
getResultSet(Map<String,Class<?>> map)
この
SerialArray オブジェクトによって表現されたSQL ARRAY 値のすべての要素を含むResultSet オブジェクトを取得します。 |
int |
hashCode()
このSerialArrayのハッシュ・コードを返します。
|
public SerialArray(Array array, Map<String,Class<?>> map) throws SerialException, SQLException
Array
オブジェクトから新しいSerialArray
オブジェクトを構築します。
このメソッドは、配列要素がUDTで、指定された型マップにUDTのエントリがある場合に、カスタム・マッピングを行います。カスタム・マッピングは再帰的です。たとえば、SQL構造型のある要素が、それ自体SQL構造型の要素を持つSQL構造型である場合、カスタム・マッピングを持つ各構造型が、指定の型マップに従ってマップされます。
新しいSerialArray
オブジェクトは、その構築に使用されるArray
オブジェクトと同じ要素を格納します。ただし、基底型がSQL型のSTRUCT
、ARRAY
、BLOB
、CLOB
、DATALINK
、JAVA_OBJECT
である場合を除きます。この場合、新しいSerialArray
オブジェクト内の各要素は、適切な直列化フォーム、すなわちSerialStruct
、SerialArray
、SerialBlob
、SerialClob
、SerialDatalink
、SerialJavaObject
のいずれかのオブジェクトになります。
注: (1) SerialArray
オブジェクトの作成に使用されるArray
オブジェクトは、コンストラクタに渡される前に、クライアントにSQL ARRAY
値のデータを渡していなければいけません。そうしないと、新しいSerialArray
オブジェクトはデータを持たないオブジェクトになります。
注: (2) Array
にjava.sql.Types.JAVA_OBJECT
型が格納されている場合、SerialJavaObject
コンストラクタが呼び出され、このオブジェクトが直列化可能であることが確認されます。
注: (3)このコンストラクタに指定されたArray
オブジェクトは、Array.getArray()
メソッドに対してnull
を返すことはできません。SerialArray
はnull配列値を直列化できません。
array
- 直列化されるArray
オブジェクトmap
- java.util.Map
オブジェクト。オブジェクト内の各エントリは、(1) UDT (SQL構造化型またはSQL DISTINCT型)の完全修飾名を指定するString
オブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData
実装のClass
オブジェクトで構成される。mapパラメータは、Blob
、Clob
、DATALINK
またはJAVA_OBJECT
型に対しては無効。SerialException
- Array
オブジェクトの直列化時にエラーが発生した場合SQLException
- データベース・アクセス・エラーが発生した場合、またはarrayかmapの値がnull
の場合public SerialArray(Array array) throws SerialException, SQLException
Array
オブジェクトから新しいSerialArray
オブジェクトを構築します。
このコンストラクタは、カスタム・マッピングを行いません。配列の基底型がSQL構造型であり、カスタム・マッピングが必要な場合は、コンストラクタSerialArray(Array array, Map map)
を使用する必要があります。
新しいSerialArray
オブジェクトは、その構築に使用されるArray
オブジェクトと同じ要素を格納します。ただし、基底型がSQL型のBLOB
、CLOB
、DATALINK
、JAVA_OBJECT
である場合を除きます。この場合、新しいSerialArray
オブジェクト内の各要素は、適切な直列化フォーム、すなわちSerialBlob
、SerialClob
、SerialDatalink
、SerialJavaObject
のいずれかのオブジェクトになります。
注: (1) SerialArray
オブジェクトの作成に使用されるArray
オブジェクトは、コンストラクタに渡される前に、クライアントにSQL ARRAY
値のデータを渡していなければいけません。そうしないと、新しいSerialArray
オブジェクトはデータを持たないオブジェクトになります。
注: (2)このコンストラクタに指定されたArray
オブジェクトは、Array.getArray()
メソッドに対してnull
を返すことはできません。SerialArray
はnull
配列値を直列化できません。
array
- 直列化されるArray
オブジェクトSerialException
- Array
オブジェクトの直列化時にエラーが発生した場合SQLException
- データベース・アクセス・エラーが発生した場合、またはarrayパラメータがnull
の場合。public void free() throws SQLException
SeriableArray
オブジェクトを解放して、保持されているリソースを解放します。free
メソッドが一度呼び出されたあとは、オブジェクトは無効になります。 free
を複数回呼び出した場合、2回目以降のfree
呼出しは何も行わないものとして扱われます。
free
、インタフェース: Array
SQLException
- SerialArrayのリソースの解放時にエラーが発生した場合public Object getArray() throws SerialException
SerialArray
オブジェクトのコピーである新しい配列を返します。getArray
、インタフェース: Array
SerialArray
オブジェクトのコピーに相当する、Javaプログラミング言語でのObject
SerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public Object getArray(Map<String,Class<?>> map) throws SerialException
SerialArray
オブジェクトのコピーである新しい配列を返します。
このメソッドは、配列要素がUDTで、指定された型マップにUDTのエントリがある場合に、カスタム・マッピングを行います。カスタム・マッピングは再帰的です。たとえば、SQL構造型のある要素が、それ自体SQL構造型の要素を持つSQL構造型である場合、カスタム・マッピングを持つ各構造型が、指定の型マップに従ってマップされます。
getArray
、インタフェース: Array
map
- java.util.Map
オブジェクト。オブジェクト内の各エントリは、(1) UDTの完全修飾名を指定するString
オブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData
実装のClass
オブジェクトで構成されるSerialArray
オブジェクトのコピーに相当する、Javaプログラミング言語でのObject
SerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public Object getArray(long index, int count) throws SerialException
SerialArray
オブジェクトのスライスのコピーとなる新しい配列(指定されたインデックス位置の要素から指定の要素数分続く)を返します。getArray
、インタフェース: Array
index
- このSerialArray
オブジェクト内で、最初の要素がコピーされる位置を表すインデックス。最初の要素のインデックスは0
count
- コピーされる連続した要素数。指定されたインデックス位置から開始されるSerialArray
オブジェクト内の指定された要素のコピーに相当する、Javaプログラミング言語でのObject
SerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public Object getArray(long index, int count, Map<String,Class<?>> map) throws SerialException
SerialArray
オブジェクトのスライスのコピーとなる新しい配列(指定されたインデックス位置の要素から指定の要素数分続く)を返します。
このメソッドは、配列要素がUDTで、指定された型マップにUDTのエントリがある場合に、カスタム・マッピングを行います。カスタム・マッピングは再帰的です。たとえば、SQL構造型のある要素が、それ自体SQL構造型の要素を持つSQL構造型である場合、カスタム・マッピングを持つ各構造型が、指定の型マップに従ってマップされます。
getArray
、インタフェース: Array
index
- このSerialArray
オブジェクト内で、最初の要素がコピーされる位置を表すインデックス。配列内の最初の要素のインデックスは0
count
- コピーされる連続した要素数。指定されたインデックス位置から開始されるmap
- java.util.Map
オブジェクト。オブジェクト内の各エントリは、(1) UDTの完全修飾名を指定するString
オブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData
実装のClass
オブジェクトで構成されるSerialArray
オブジェクト内の指定された要素のコピーに相当する、Javaプログラミング言語でのObject
SerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public int getBaseType() throws SerialException
SerialArray
オブジェクト内の要素のSQL型を取得します。返されるint
は、java.sql.Types
クラスの定数の1つです。getBaseType
、インタフェース: Array
java.sql.Types
内の定数の1つ。このSerialArray
オブジェクト内の要素のSQL型を表すSerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public String getBaseTypeName() throws SerialException
SerialArray
オブジェクト内に格納された要素のDBMS固有の型名を取得します。getBaseTypeName
、インタフェース: Array
SerialArray
オブジェクトの基底型の、DBMSによって使用されるSQL型名SerialException
- エラーが発生した場合、またはこのオブジェクトでfree
が以前呼び出された場合public ResultSet getResultSet(long index, int count) throws SerialException
ResultSet
オブジェクトを取得します。マップに基底型のエントリが格納されている場合、このメソッドは接続の型マップを使って配列の要素をマッピングします。そうでない場合は、標準のマップが使われます。getResultSet
、インタフェース: Array
index
- このSerialArray
オブジェクト内で、最初の要素がコピーされる位置を表すインデックス。配列内の最初の要素のインデックスは0
count
- コピーされる連続した要素数。指定されたインデックス位置から開始されるSerialArray
オブジェクト内の指定の要素を格納するResultSet
オブジェクト。各要素は別々の行に示されるSerialException
- 原因がUnsupportedOperationException
に設定された状態で呼び出された場合public ResultSet getResultSet(Map<String,Class<?>> map) throws SerialException
SerialArray
オブジェクトによって表現されたSQL ARRAY
値のすべての要素を含むResultSet
オブジェクトを取得します。このメソッドは、指定されたmapを型マップのカスタマイズに使用します。ただし配列の基底型がmapのユーザー定義型(UDT)と一致しない場合は、かわりに標準のマップが使用されます。このバージョンのgetResultSet
メソッドは、指定された型マップか、標準マップのどちらかを使用します。接続に関連した型マップは使われません。getResultSet
、インタフェース: Array
map
- java.util.Map
オブジェクト。オブジェクト内の各エントリは、(1) UDTの完全修飾名を指定するString
オブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData
実装のClass
オブジェクトで構成されるSerialArray
オブジェクト内のすべての要素を格納するResultSet
オブジェクト。各要素は別々の行に示されるSerialException
- 原因がUnsupportedOperationException
に設定された状態で呼び出された場合public ResultSet getResultSet() throws SerialException
SerialArray
オブジェクトによって表現するARRAY
値のすべての要素が格納されているResultSet
オブジェクトを取得します。該当する場合は、配列の要素が接続の型マップを使用してマッピングされます。そうでない場合は、標準のマップが使用されます。getResultSet
、インタフェース: Array
SerialArray
オブジェクト内のすべての要素を格納するResultSet
オブジェクト。各要素は別々の行に示されるSerialException
- 原因がUnsupportedOperationException
に設定された状態で呼び出された場合public ResultSet getResultSet(long index, int count, Map<String,Class<?>> map) throws SerialException
SerialArray
オブジェクトの要素の部分配列を格納するResultSet
オブジェクトを取得します。このメソッドは、指定されたmapを型マップのカスタマイズに使用します。ただし配列の基底型がmapのユーザー定義型(UDT)と一致しない場合は、かわりに標準のマップが使用されます。このバージョンのgetResultSet
メソッドは、指定された型マップか、標準マップのどちらかを使用します。接続に関連した型マップは使われません。getResultSet
、インタフェース: Array
index
- このSerialArray
オブジェクト内で、最初の要素がコピーされる位置を表すインデックス。配列内の最初の要素のインデックスは0
count
- コピーされる連続した要素数。指定されたインデックス位置から開始されるmap
- java.util.Map
オブジェクト。オブジェクト内の各エントリは、(1) UDTの完全修飾名を指定するString
オブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData
実装のClass
オブジェクトで構成されるSerialArray
オブジェクト内の指定の要素を格納するResultSet
オブジェクト。各要素は別々の行に示されるSerialException
- 原因がUnsupportedOperationException
に設定された状態で呼び出された場合public boolean equals(Object obj)
null
でなく、このオブジェクトと同じ要素を持つSerialArray
オブジェクトである場合にのみ、結果はtrue
になりますequals
、クラス: Object
obj
- このSerialArray
と比較するオブジェクトSerialArray
を表す場合はtrue
、それ以外の場合はfalse
Object.hashCode()
, HashMap
public int hashCode()
SerialArray
オブジェクトのハッシュ・コードは、SerialArray
オブジェクトの各要素のハッシュ・コードを使用して計算されます。hashCode
、クラス: Object
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
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