E
- このコレクション内に保持される要素の型public class ConcurrentLinkedDeque<E> extends AbstractCollection<E> implements Deque<E>, Serializable
ConcurrentLinkedDeque
は選択肢として適切です。大半のコレクション実装と同様、このクラスはnull
要素の使用を許容しません。
イテレータおよびスプリッテレータは弱一貫性を持っています。
大半のコレクションとは異なり、size
メソッドは一定時間のオペレーションではないことに留意してください。これらの両端キューの非同期の性質のために、現在の要素の数を判定するには要素のトラバーサルが必要になります。そのため、このコレクションがトラバーサル中に変更された場合は、不正確な結果が報告される可能性があります。また、addAll
、removeAll
、retainAll
、containsAll
、equals
、およびtoArray
の一括オペレーションについて、原子的な実行は保証されていません。たとえば、addAll
オペレーションと並行して動作するイテレータは、追加された要素の一部しか表示しないことがあります。
このクラスとそのイテレータは、Deque
およびIterator
インタフェースの任意メソッドすべてを実装します。
メモリー整合性効果: ほかの並行処理コレクションと同様、オブジェクトをConcurrentLinkedDeque
に配置する前のスレッド内のアクションは、別のスレッドでのその要素へのアクセスまたはConcurrentLinkedDeque
からの削除に続くアクションよりも前に発生します。
このクラスは、Java Collections Frameworkのメンバーです。
コンストラクタと説明 |
---|
ConcurrentLinkedDeque()
空の両端キューを構築します。
|
ConcurrentLinkedDeque(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクションの要素を初期状態で含む(要素はコレクションのイテレータのトラバーサル順に追加)両端キューを構築します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
add(E e)
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
|
boolean |
addAll(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクション内のすべての要素を、指定されたコレクションのイテレータによって返される順序でこの両端キューの最後に追加します。
|
void |
addFirst(E e)
指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。
|
void |
addLast(E e)
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
|
void |
clear()
すべての要素を両端キューから削除します。
|
boolean |
contains(Object o)
この両端キュー内に
o.equals(e) のような1つ以上の要素e が含まれている場合、true を返します。 |
Iterator<E> |
descendingIterator()
この両端キュー内の要素を逆順で反復処理するイテレータを返します。
|
E |
element()
この両端キューによって表されるキューの先頭(つまり、この両端キューの最初の要素)を取得しますが、削除しません。
|
E |
getFirst()
この両端キューの最初の要素を取得しますが、削除はしません。
|
E |
getLast()
この両端キューの最後の要素を取得しますが、削除はしません。
|
boolean |
isEmpty()
このコレクションに要素がない場合に
true を返します。 |
Iterator<E> |
iterator()
この両端キュー内の要素を適切な順序で反復処理するイテレータを返します。
|
boolean |
offer(E e)
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
|
boolean |
offerFirst(E e)
指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。
|
boolean |
offerLast(E e)
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
|
E |
peek()
この両端キューによって表されるキューの先頭(つまり、この両端キューの最初の要素)を取得しますが、削除しません。両端キューが空の場合は、
null を返します。 |
E |
peekFirst()
この両端キューの最初の要素を取得しますが、削除しません。両端キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
peekLast()
この両端キューの最後の要素を取得しますが、削除しません。両端キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
poll()
この両端キューによって表されるキューの先頭(つまり、この両端キューの最初の要素)を取得および削除します。両端キューが空の場合は、
null を返します。 |
E |
pollFirst()
この両端キューの最初の要素を取得および削除します。両端キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
pollLast()
この両端キューの最後の要素を取得および削除します。両端キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
pop()
この両端キューで表されるスタックに要素をポップします。
|
void |
push(E e)
容量制限に違反することなしに要素をこの両端キューで表されるスタック(つまり、この両端キューの先頭)にすぐにプッシュできる場合は、そうします。使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は
IllegalStateException をスローします。 |
E |
remove()
この両端キューによって表されるキューの先頭(つまり、この両端キューの最初の要素)を取得して削除します。
|
boolean |
remove(Object o)
o.equals(e) のような最初の要素e がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。 |
E |
removeFirst()
この両端キューの最初の要素を取得して削除します。
|
boolean |
removeFirstOccurrence(Object o)
o.equals(e) のような最初の要素e がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。 |
E |
removeLast()
この両端キューの最後の要素を取得して削除します。
|
boolean |
removeLastOccurrence(Object o)
o.equals(e) のような最後の要素e がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。 |
int |
size()
この両端キュー内の要素の数を返します。
|
Spliterator<E> |
spliterator()
この両端キュー内の要素に対する
Spliterator を返します。 |
Object[] |
toArray()
両端キュー内のすべての要素を適切な順序(最初の要素から最後の要素へ)で格納している配列を返します。
|
<T> T[] |
toArray(T[] a)
両端キュー内のすべての要素を適切な順序(最初の要素から最後の要素へ)で格納している配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型になります。
|
containsAll, removeAll, retainAll, toString
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
containsAll, equals, hashCode, parallelStream, removeAll, removeIf, retainAll, stream
public ConcurrentLinkedDeque()
public ConcurrentLinkedDeque(Collection<? extends E> c)
c
- 初期状態で含む要素のコレクションNullPointerException
- 指定されたコレクションまたはそのいずれかの要素がnullである場合public void addFirst(E e)
IllegalStateException
をスローしません。addFirst
、インタフェース: Deque<E>
e
- 追加する要素NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public void addLast(E e)
IllegalStateException
をスローしません。
このメソッドは、add(E)
と同等です。
addLast
、インタフェース: Deque<E>
e
- 追加する要素NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean offerFirst(E e)
false
を返しません。offerFirst
、インタフェース: Deque<E>
e
- 追加する要素true
(Deque.offerFirst(E)
で指定されているとおり)NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean offerLast(E e)
false
を返しません。
このメソッドは、add(E)
と同等です。
offerLast
、インタフェース: Deque<E>
e
- 追加する要素true
(Deque.offerLast(E)
で指定されているとおり)NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public E peekFirst()
Deque
null
を返します。public E peekLast()
Deque
null
を返します。public E getFirst()
Deque
peekFirst
メソッドと異なります。getFirst
、インタフェース: Deque<E>
NoSuchElementException
- この両端キューが空の場合public E getLast()
Deque
peekLast
メソッドと異なります。getLast
、インタフェース: Deque<E>
NoSuchElementException
- この両端キューが空の場合public E pollFirst()
Deque
null
を返します。public E pollLast()
Deque
null
を返します。public E removeFirst()
Deque
pollFirst
メソッドと異なります。removeFirst
、インタフェース: Deque<E>
NoSuchElementException
- この両端キューが空の場合public E removeLast()
Deque
pollLast
メソッドと異なります。removeLast
、インタフェース: Deque<E>
NoSuchElementException
- この両端キューが空の場合public boolean offer(E e)
false
を返しません。offer
、インタフェース: Deque<E>
offer
、インタフェース: Queue<E>
e
- 追加する要素true
(Queue.offer(E)
で指定されているとおり)NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean add(E e)
IllegalStateException
をスローしないか、またはfalse
を返します。add
、インタフェース: Collection<E>
add
、インタフェース: Deque<E>
add
、インタフェース: Queue<E>
add
、クラス: AbstractCollection<E>
e
- このコレクションにあるかどうかを調べる要素true
(Collection.add(E)
で指定されているとおり)NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public E poll()
Deque
null
を返します。
このメソッドは、Deque.pollFirst()
と同等です。
public E peek()
Deque
null
を返します。
このメソッドは、Deque.peekFirst()
と同等です。
public E remove()
Deque
poll
メソッドと異なります。
このメソッドは、Deque.removeFirst()
と同等です。
public E pop()
Deque
このメソッドは、Deque.removeFirst()
と同等です。
pop
、インタフェース: Deque<E>
NoSuchElementException
- この両端キューが空の場合public E element()
Deque
peek
メソッドと異なります。
このメソッドは、Deque.getFirst()
と同等です。
public void push(E e)
Deque
IllegalStateException
をスローします。
このメソッドは、Deque.addFirst(E)
と同等です。
push
、インタフェース: Deque<E>
e
- プッシュする要素NullPointerException
- 指定された要素がnullで、この両端キューがnull要素を許可しない場合public boolean removeFirstOccurrence(Object o)
o.equals(e)
のような最初の要素e
がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。removeFirstOccurrence
、インタフェース: Deque<E>
o
- この両端キューから削除される要素(その要素が存在する場合)true
NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean removeLastOccurrence(Object o)
o.equals(e)
のような最後の要素e
がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。removeLastOccurrence
、インタフェース: Deque<E>
o
- この両端キューから削除される要素(その要素が存在する場合)true
NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean contains(Object o)
o.equals(e)
のような1つ以上の要素e
が含まれている場合、true
を返します。contains
、インタフェース: Collection<E>
contains
、インタフェース: Deque<E>
contains
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- この両端キューにあるかどうかを調べる要素true
public boolean isEmpty()
true
を返します。isEmpty
、インタフェース: Collection<E>
isEmpty
、クラス: AbstractCollection<E>
true
public int size()
Integer.MAX_VALUE
より多くの要素がある場合は、Integer.MAX_VALUE
を返します。
大半のコレクションとは異なり、このメソッドは一定時間のオペレーションではないことに留意してください。これらの両端キューの非同期の性質のために、現在の要素の数を判定するには、そのすべてをトラバースしてカウントすることが必要になります。また、このメソッドの実行中にサイズが変更される可能性もあり、その場合、返される値は不正確になります。そのため、このメソッドは、通常は並行処理アプリケーションではあまり便利ではありません。
size
、インタフェース: Collection<E>
size
、インタフェース: Deque<E>
size
、クラス: AbstractCollection<E>
public boolean remove(Object o)
o.equals(e)
のような最初の要素e
がこの両端キュー内に存在する場合、要素を削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。remove
、インタフェース: Collection<E>
remove
、インタフェース: Deque<E>
remove
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- この両端キューから削除される要素(その要素が存在する場合)true
NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean addAll(Collection<? extends E> c)
addAll
しようとすると、IllegalArgumentException
が発生します。addAll
、インタフェース: Collection<E>
addAll
、クラス: AbstractCollection<E>
c
- この両端キューに挿入される要素true
NullPointerException
- 指定されたコレクションまたはそのいずれかの要素がnullである場合IllegalArgumentException
- コレクションがこの両端キューである場合AbstractCollection.add(Object)
public void clear()
clear
、インタフェース: Collection<E>
clear
、クラス: AbstractCollection<E>
public Object[] toArray()
返される配列への参照を両端キューが維持しないという点で、この配列は安全です。(つまり、このメソッドは新しい配列を割り当てる)。このため、呼出し側は、返された配列を自由に変更できます。
このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。
toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
public <T> T[] toArray(T[] a)
両端キューが指定された配列に収まり、その配列にさらに余裕がある場合(つまり、配列が両端キューより多くの要素を持つ場合)、その配列内で両端キューの終端よりあとの要素はnull
に設定されます。
toArray()
メソッドと同じように、このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。さらに、このメソッドでは出力配列の実行時の型を正確に制御できるため、環境によっては割当ての手間を抑えるために使用できます。
x
が、文字列だけからなる両端キューであることがわかっていると仮定します。次のコードを使うと、新しく割り当てられたString
の配列に両端キューをダンプできます。
String[] y = x.toArray(new String[0]);
toArray(new Object[0])
は、機能の点でtoArray()
と同一です。toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
T
- コレクションを含む配列の実行時の型a
- 配列が十分な大きさを持つ場合は、両端キューの要素が格納される配列。そうでない場合は、要素を格納するために同じ実行時の型の新しい配列が割り当てられるArrayStoreException
- 指定された配列の実行時の型が、この両端キュー内のすべての要素の実行時の型のスーパー・タイプでない場合NullPointerException
- 指定された配列がnullである場合public Iterator<E> iterator()
返されるイテレータは弱一貫性を保持します。
public Iterator<E> descendingIterator()
返されるイテレータは弱一貫性を保持します。
descendingIterator
、インタフェース: Deque<E>
public Spliterator<E> spliterator()
Spliterator
を返します。
返されるスプリッテレータは弱一貫性を保持します。
Spliterator
は、Spliterator.CONCURRENT
、Spliterator.ORDERED
およびSpliterator.NONNULL
を報告します。
spliterator
、インタフェース: Iterable<E>
spliterator
、インタフェース: Collection<E>
Spliterator
は、制限付きの並列処理を許可するためにtrySplit
を実装します。Spliterator
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