E
- このコレクション内に保持される要素の型public class ArrayBlockingQueue<E> extends AbstractQueue<E> implements BlockingQueue<E>, Serializable
これは旧来のバウンド・バッファであり、その内部では固定サイズの配列が要素を保持し、これらの要素はプロデューサにより挿入され、コンシューマにより抽出されます。作成後に、容量を変更することはできません。キューが埋まっているときに要素をput
しようとすると、putオペレーションがブロックされます。空のキューから要素をput
しようとした場合も、同様にブロックされます。
このクラスでは、待機中のプロデューサおよびコンシューマ・スレッドの順序付けのためのオプションの公平性ポリシーをサポートします。デフォルトでは、この順序付けは保証されていません。ただし、公平性をtrue
に設定して構築されたキューでは、スレッドがFIFOの順序でアクセスすることが許可されます。通常は、公平性によりスループットが低下しますが、変動性も低下するため、枯渇状態になることはありません。
このクラスとそのイテレータは、Collection
およびIterator
インタフェースの任意メソッドすべてを実装します。
このクラスは、Java Collections Frameworkのメンバーです。
コンストラクタと説明 |
---|
ArrayBlockingQueue(int capacity)
指定された(固定)容量とデフォルトのアクセス・ポリシーを持つ
ArrayBlockingQueue を作成します。 |
ArrayBlockingQueue(int capacity, boolean fair)
指定された(固定)容量と指定されたアクセス・ポリシーを持つ
ArrayBlockingQueue を作成します。 |
ArrayBlockingQueue(int capacity, boolean fair, Collection<? extends E> c)
指定された(固定)容量と指定されたアクセス・ポリシーを持ち、指定されたコレクションの要素を初期状態で含む(要素はコレクションのイテレータのトラバーサル順に追加)
ArrayBlockingQueue を作成します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
add(E e)
キューの容量を超えずにすぐ実行できる場合は、指定された要素をこのキューの末尾に挿入します。成功した場合は
true を返し、キューがいっぱいの場合はIllegalStateException をスローします。 |
void |
clear()
すべての要素をこのキューから原子的に削除します。
|
boolean |
contains(Object o)
指定された要素がキューに含まれている場合に
true を返します。 |
int |
drainTo(Collection<? super E> c)
このキューから利用可能なすべての要素を削除し、それらを指定されたコレクションに追加します。
|
int |
drainTo(Collection<? super E> c, int maxElements)
指定された数以内の利用可能な要素をこのキューから削除し、指定されたコレクションに追加します。
|
Iterator<E> |
iterator()
このキュー内の要素を適切な順序で反復処理するイテレータを返します。
|
boolean |
offer(E e)
キューの容量を超えずに指定された要素をこのキューの末尾にすぐ挿入できる場合は、そうします。成功した場合は
true を返し、キューがいっぱいの場合はfalse を返します。 |
boolean |
offer(E e, long timeout, TimeUnit unit)
指定された要素をこのキューの末尾に挿入します。このキューがいっぱいである場合は、指定された時間まで空きが生じるのを待機します。
|
E |
peek()
このキューの先頭を取得しますが、削除しません。キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
poll()
このキューの先頭を取得および削除します。キューが空の場合は
null を返します。 |
E |
poll(long timeout, TimeUnit unit)
このキューの先頭を取得して削除します。必要に応じて、指定された待機時間まで要素が利用可能になるのを待機します。
|
void |
put(E e)
指定された要素をこのキューの末尾に挿入します。このキューがいっぱいの場合は、空きが生じるまで待機します。
|
int |
remainingCapacity()
理想的な状態(メモリーやリソースの制限がない状態)で、このキューがブロックせずに受け入れることができる追加要素の数を返します。
|
boolean |
remove(Object o)
指定された要素の単一のインスタンスがこのキューに存在する場合は、キューから削除します。
|
int |
size()
キュー内にある要素の数を返します。
|
Spliterator<E> |
spliterator()
このキュー内の要素に対する
Spliterator を返します。 |
E |
take()
このキューの先頭を取得して削除します。必要に応じて、要素が利用可能になるまで待機します。
|
Object[] |
toArray()
キュー内のすべての要素を適切な順序で含む配列を返します。
|
<T> T[] |
toArray(T[] a)
キュー内のすべての要素を適切な順序で含む配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型になります。
|
String |
toString()
このコレクションの文字列表現を返します。
|
addAll, element, remove
containsAll, isEmpty, removeAll, retainAll
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
addAll, containsAll, equals, hashCode, isEmpty, parallelStream, removeAll, removeIf, retainAll, stream
public ArrayBlockingQueue(int capacity)
ArrayBlockingQueue
を作成します。capacity
- このキューの容量IllegalArgumentException
- capacity < 1
の場合public ArrayBlockingQueue(int capacity, boolean fair)
ArrayBlockingQueue
を作成します。capacity
- このキューの容量fair
- true
の場合、挿入または削除でブロックされたスレッドに対するキュー・アクセスがFIFOの順序で処理される。false
の場合、アクセス順は指定されない。IllegalArgumentException
- capacity < 1
の場合public ArrayBlockingQueue(int capacity, boolean fair, Collection<? extends E> c)
ArrayBlockingQueue
を作成します。capacity
- このキューの容量fair
- true
の場合、挿入または削除でブロックされたスレッドに対するキュー・アクセスがFIFOの順序で処理される。false
の場合、アクセス順は指定されない。c
- 初期状態で含む要素のコレクションIllegalArgumentException
- capacity
がc.size()
より小さいか、または1より小さい場合。NullPointerException
- 指定されたコレクションまたはそのいずれかの要素がnullである場合public boolean add(E e)
true
を返し、キューがいっぱいの場合はIllegalStateException
をスローします。add
、インタフェース: Collection<E>
add
、インタフェース: BlockingQueue<E>
add
、インタフェース: Queue<E>
add
、クラス: AbstractQueue<E>
e
- 追加する要素true
(Collection.add(E)
で指定されているとおり)IllegalStateException
- このキューがいっぱいの場合NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean offer(E e)
true
を返し、キューがいっぱいの場合はfalse
を返します。通常は、要素の挿入に失敗した場合に例外をスローするのみのadd(E)
メソッドよりもこのメソッドを使用することをお薦めします。offer
、インタフェース: BlockingQueue<E>
offer
、インタフェース: Queue<E>
e
- 追加する要素true
、それ以外の場合はfalse
NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public void put(E e) throws InterruptedException
put
、インタフェース: BlockingQueue<E>
e
- 追加する要素InterruptedException
- 待機中に割込みが発生した場合NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public boolean offer(E e, long timeout, TimeUnit unit) throws InterruptedException
offer
、インタフェース: BlockingQueue<E>
e
- 追加する要素timeout
- 処理を中止するまでの待機時間。単位はunit
unit
- timeout
パラメータの解釈方法を決定するTimeUnit
true
、空きが生じる前に指定された待機時間が経過した場合はfalse
InterruptedException
- 待機中に割込みが発生した場合NullPointerException
- 指定された要素がnullである場合public E take() throws InterruptedException
BlockingQueue
take
、インタフェース: BlockingQueue<E>
InterruptedException
- 待機中に割込みが発生した場合public E poll(long timeout, TimeUnit unit) throws InterruptedException
BlockingQueue
poll
、インタフェース: BlockingQueue<E>
timeout
- 処理を中止するまでの待機時間。単位はunit
unit
- timeout
パラメータの解釈方法を決定するTimeUnit
null
InterruptedException
- 待機中に割込みが発生した場合public int size()
size
、インタフェース: Collection<E>
size
、クラス: AbstractCollection<E>
public int remainingCapacity()
size
を引いた値と常に同じです。
remainingCapacity
を調べても要素の挿入試行が成功するかどうかがわかるとはかぎりません。これは別のスレッドが要素を挿入または削除しようとしている可能性があるためです。
remainingCapacity
、インタフェース: BlockingQueue<E>
public boolean remove(Object o)
o.equals(e)
に該当する要素e
が1つ以上含まれている場合は、そのような要素を削除します。指定された要素がこのキューに含まれていた場合、つまり、呼出しの結果としてこのキューが変更された場合にtrue
を返します。
巡回配列ベースのキューにある内部要素の削除は本質的に遅く、しかも破壊的な操作であるため、例外的な状況でのみ、理想的には、ほかのスレッドからそのキューにアクセスできないことがわかっている場合にのみ実行するようにしてください。
remove
、インタフェース: Collection<E>
remove
、インタフェース: BlockingQueue<E>
remove
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- キューから削除される要素(その要素が存在する場合)true
public boolean contains(Object o)
true
を返します。つまり、このキュー内にo.equals(e)
のような1つ以上の要素e
が含まれている場合、true
を返します。contains
、インタフェース: Collection<E>
contains
、インタフェース: BlockingQueue<E>
contains
、クラス: AbstractCollection<E>
o
- このキューに含まれているかどうかを調べるオブジェクトtrue
public Object[] toArray()
返される配列は、それへの参照がこのキューで保持されない場合に、安全になります。(つまり、このメソッドは新しい配列を割り当てる)。このため、呼出し側は、返された配列を自由に変更できます。
このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。
toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
public <T> T[] toArray(T[] a)
キューが指定された配列に収まり、その配列にさらに余裕がある場合(つまり、配列がキューより多くの要素を持つ場合)、その配列内でキューの終端よりあとの要素はnull
に設定されます。
toArray()
メソッドと同じように、このメソッドは、配列ベースのAPIとコレクションベースのAPIの間の橋渡し役として機能します。さらに、このメソッドでは出力配列の実行時の型を正確に制御できるため、環境によっては割当ての手間を抑えるために使用できます。
x
が、文字列だけからなるキューであることがわかっていると仮定します。次のコードを使うと、新しく割り当てられたString
の配列にキューをダンプできます。
String[] y = x.toArray(new String[0]);
toArray(new Object[0])
は、機能の点でtoArray()
と同一です。toArray
、インタフェース: Collection<E>
toArray
、クラス: AbstractCollection<E>
T
- コレクションを含む配列の実行時の型a
- 配列が十分な大きさを持つ場合は、キューの要素が格納される配列。そうでない場合は、要素を格納するために同じ実行時の型の新しい配列が割り当てられるArrayStoreException
- 指定された配列の実行時の型が、キュー内の各要素の実行時の型のスーパー・タイプでない場合NullPointerException
- 指定された配列がnullである場合public String toString()
AbstractCollection
String.valueOf(Object)
により文字列に変換されます。toString
、クラス: AbstractCollection<E>
public void clear()
clear
、インタフェース: Collection<E>
clear
、クラス: AbstractQueue<E>
public int drainTo(Collection<? super E> c)
BlockingQueue
c
に要素を追加しようとしたときに障害が発生すると、関連する例外のスロー時に、要素がこのキューとコレクションのいずれにも存在しない場合と、一方または両方に存在する場合があります。キューをそれ自体に排出しようとすると、IllegalArgumentException
がスローされます。また、オペレーションの進行中に指定されたコレクションが変更された場合の、このオペレーションの動作は定義されていません。drainTo
、インタフェース: BlockingQueue<E>
c
- 要素の転送先のコレクションUnsupportedOperationException
- 指定されたコレクションで追加の要素がサポートされていない場合ClassCastException
- このキューの要素のクラスが原因で、その要素を指定されたコレクションに追加できない場合NullPointerException
- 指定されたコレクションがnullである場合IllegalArgumentException
- 指定されたコレクションがこのキューである場合、またはこのキューの要素のあるプロパティが原因で指定されたコレクションに追加できない場合public int drainTo(Collection<? super E> c, int maxElements)
BlockingQueue
c
に要素を追加しようとしたときに障害が発生すると、関連する例外のスロー時に、要素がこのキューとコレクションのいずれにも存在しない場合と、一方または両方に存在する場合があります。キューをそれ自体に排出しようとすると、IllegalArgumentException
がスローされます。また、オペレーションの進行中に指定されたコレクションが変更された場合の、このオペレーションの動作は定義されていません。drainTo
、インタフェース: BlockingQueue<E>
c
- 要素の転送先のコレクションmaxElements
- 転送する要素の最大数UnsupportedOperationException
- 指定されたコレクションで追加の要素がサポートされていない場合ClassCastException
- このキューの要素のクラスが原因で、その要素を指定されたコレクションに追加できない場合NullPointerException
- 指定されたコレクションがnullである場合IllegalArgumentException
- 指定されたコレクションがこのキューである場合、またはこのキューの要素のあるプロパティが原因で指定されたコレクションに追加できない場合public Iterator<E> iterator()
返されるイテレータは弱一貫性を保持します。
iterator
、インタフェース: Iterable<E>
iterator
、インタフェース: Collection<E>
iterator
、クラス: AbstractCollection<E>
public Spliterator<E> spliterator()
Spliterator
を返します。
返されるスプリッテレータは弱一貫性を保持します。
Spliterator
は、Spliterator.CONCURRENT
、Spliterator.ORDERED
およびSpliterator.NONNULL
を報告します。
spliterator
、インタフェース: Iterable<E>
spliterator
、インタフェース: Collection<E>
Spliterator
は、制限付きの並列処理を許可するためにtrySplit
を実装します。Spliterator
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