public abstract class AsynchronousSocketChannel extends Object implements AsynchronousByteChannel, NetworkChannel
非同期ソケット・チャネルは、2つの方法のうちのいずれかで作成されます。新しく作成されたAsynchronousSocketChannel
は、このクラスによって定義されたopen
メソッドの1つを呼び出すことで作成されます。新しく作成されたチャネルはオープンですが、接続は確立されていません。AsynchronousServerSocketChannel
のソケットへの接続が確立されると、接続されたAsynchronousSocketChannel
が作成されます。任意の既存のsocket
の非同期ソケット・チャネルを作成することはできません。
新しく作成されたチャネルは、そのconnect
メソッドを呼び出すことで接続されます。接続後、チャネルは閉じられるまで接続されたままになります。ソケット・チャネルが接続されているかどうかは、getRemoteAddress
メソッドの呼出しによって判断できます。未接続のチャネルに対して入力操作を呼び出そうとすると、NotYetConnectedException
がスローされます。
この型のチャネルは、複数のスレッドで並行して使用できます。並行読み取りおよび書込みがサポートされますが、最大で1つの読取り操作と1つの書込み操作が常に未処理になる可能性があります。前の読取り操作が終了する前にスレッドが読取り操作を開始すると、ReadPendingException
がスローされます。同様に、前の書込みが終了する前に書込み操作を開始しようとすると、WritePendingException
がスローされます。
ソケット・オプションはsetOption
メソッドを使用して構成されます。非同期ソケット・チャネルでは次のオプションがサポートされます。
追加(実装固有)のオプションをサポートできる場合もあります。
オプション名 説明 SO_SNDBUF
ソケット送信バッファのサイズ SO_RCVBUF
ソケット受信バッファのサイズ SO_KEEPALIVE
接続をキープアライブにします SO_REUSEADDR
アドレスを再利用します TCP_NODELAY
Nagleアルゴリズムを無効にします
このクラスによって定義されるread
メソッドとwrite
メソッドを使用すると、読取りまたは書込み操作の開始時にタイム・アウトを指定できます。操作が終了する前にタイム・アウトが経過した場合は、操作は例外InterruptedByTimeoutException
で終了します。タイム・アウトによって、チャネルまたは基本となる接続が整合性のない状態のままになることがあります。バイトがチャネルから読み取られていないことを実装で保証できない場合、チャネルは実装に固有のエラー状態になります。そのあとでread
操作を開始しようとすると、未指定のランタイム例外がスローされます。同様に、write
操作がタイム・アウトになり、バイトがチャネルに書き込まれていないことを実装で保証できない場合、チャネルへのwrite
をさらに試行すると、未指定のランタイム例外がスローされます。タイム・アウトが経過すると、入出力操作のByteBuffer
の状態またはバッファ・シーケンスは定義されません。バッファは破棄するか、少なくともチャネルが開いたままになっている間はバッファへのアクセスが行われないように注意する必要があります。timeoutパラメータを受け入れるすべてのメソッドで、ゼロ以下の値を、入出力操作がタイム・アウトにならないものとして扱います。
修飾子 | コンストラクタと説明 |
---|---|
protected |
AsynchronousSocketChannel(AsynchronousChannelProvider provider)
このクラスの新しいインスタンスを初期化します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
abstract AsynchronousSocketChannel |
bind(SocketAddress local)
チャネルのソケットをローカル・アドレスにバインドします。
|
abstract Future<Void> |
connect(SocketAddress remote)
このチャネルを接続します。
|
abstract <A> void |
connect(SocketAddress remote, A attachment, CompletionHandler<Void,? super A> handler)
このチャネルを接続します。
|
abstract SocketAddress |
getLocalAddress()
このチャネルのソケットがバインドされているソケット・アドレスを返します。
|
abstract SocketAddress |
getRemoteAddress()
このチャネルのソケットが接続されているリモート・アドレスを返します。
|
static AsynchronousSocketChannel |
open()
非同期のソケット・チャネルを開きます。
|
static AsynchronousSocketChannel |
open(AsynchronousChannelGroup group)
非同期のソケット・チャネルを開きます。
|
AsynchronousChannelProvider |
provider()
このチャネルの作成元プロバイダを返します。
|
abstract Future<Integer> |
read(ByteBuffer dst)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み込みます。
|
abstract <A> void |
read(ByteBuffer[] dsts, int offset, int length, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Long,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定されたバッファのサブシーケンスに読み込みます。
|
<A> void |
read(ByteBuffer dst, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み込みます。
|
abstract <A> void |
read(ByteBuffer dst, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み込みます。
|
abstract <T> AsynchronousSocketChannel |
setOption(SocketOption<T> name, T value)
ソケット・オプションの値を設定します。
|
abstract AsynchronousSocketChannel |
shutdownInput()
チャネルを閉じずに読み込むための接続をシャットダウンします。
|
abstract AsynchronousSocketChannel |
shutdownOutput()
チャネルを閉じずに書き込むための接続をシャットダウンします。
|
abstract Future<Integer> |
write(ByteBuffer src)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファから書き出します。
|
abstract <A> void |
write(ByteBuffer[] srcs, int offset, int length, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Long,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定されたバッファのサブシーケンスから書き出します。
|
<A> void |
write(ByteBuffer src, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファから書き出します。
|
abstract <A> void |
write(ByteBuffer src, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファから書き出します。
|
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
close
getOption, supportedOptions
protected AsynchronousSocketChannel(AsynchronousChannelProvider provider)
provider
- このチャネルの作成元プロバイダpublic final AsynchronousChannelProvider provider()
public static AsynchronousSocketChannel open(AsynchronousChannelGroup group) throws IOException
グループを作成したAsynchronousChannelProvider
でopenAsynchronousSocketChannel
メソッドを呼び出すことで、新しいチャネルが作成されます。groupパラメータがnull
の場合、結果のチャネルは、システム全体のデフォルト・プロバイダによって作成され、デフォルト・グループにバインドされます。
group
- 新たに構築されたチャネルのバインド先のグループ、またはデフォルト・グループの場合はnull
ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループがシャットダウンしている場合IOException
- 入出力エラーが発生した場合public static AsynchronousSocketChannel open() throws IOException
このメソッドは、デフォルト・グループにバインドされている非同期ソケット・チャネルを返します。このメソッドの呼び出しは次の式の評価と等価です。
open((AsynchronousChannelGroup)null);
IOException
- 入出力エラーが発生した場合public abstract AsynchronousSocketChannel bind(SocketAddress local) throws IOException
NetworkChannel
このメソッドは、ソケットとローカル・アドレスとの間の関連付けを確立するために使用されます。関連付けが確立されると、ソケットはチャネルが閉じられるまでバインドされたままになります。local
パラメータの値がnull
の場合、ソケットは自動的に割り当てられるアドレスにバインドされます。
bind
、インタフェース: NetworkChannel
local
- ソケットのバインド先のアドレス、または自動的に割り当てられるソケット・アドレスにソケットをバインドする場合はnull
ConnectionPendingException
- このチャネルですでに接続操作が実行中である場合AlreadyBoundException
- ソケットがすでにバインドされている場合UnsupportedAddressTypeException
- 指定されたアドレスのタイプがサポート対象外の場合ClosedChannelException
- チャネルがクローズしている場合IOException
- その他の入出力エラーが発生した場合SecurityException
- セキュリティ・マネージャがインストールされていて、そのcheckListen
メソッドが操作を拒否した場合NetworkChannel.getLocalAddress()
public abstract <T> AsynchronousSocketChannel setOption(SocketOption<T> name, T value) throws IOException
NetworkChannel
setOption
、インタフェース: NetworkChannel
T
- ソケット・オプション値のタイプname
- ソケット・オプションvalue
- ソケット・オプションの値。一部のソケット・オプションに対しては、null
の値が有効な値である場合があります。IllegalArgumentException
- 値がこのソケット・オプションに対して有効な値でない場合ClosedChannelException
- このチャネルがクローズしている場合IOException
- 入出力エラーが発生した場合StandardSocketOptions
public abstract AsynchronousSocketChannel shutdownInput() throws IOException
読取り用にシャットダウンしたあとに、さらにそのチャネルで読取りを行うと、ストリームの終わりを示す-1
が返されます。接続の入力側がすでにシャットダウンされている場合は、このメソッドを呼び出しても何の効果もありません。未処理の読取り操作に対する影響はシステムによって異なるため、指定されません。読み取られていないソケット受信バッファにデータがあるか、データが続けて受信されたときに影響を受ける場合、その影響もシステムによって異なります。
NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ClosedChannelException
- このチャネルがクローズしている場合IOException
- その他の入出力エラーが発生した場合public abstract AsynchronousSocketChannel shutdownOutput() throws IOException
書込み用にシャットダウンしたあとに、さらにそのチャネルに書き込もうとすると、ClosedChannelException
がスローされます。接続の出力側がすでにシャットダウンされている場合は、このメソッドを呼び出しても何の効果もありません。未処理の書込み操作に対する影響はシステムによって異なるため、指定されません。
NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ClosedChannelException
- このチャネルがクローズしている場合IOException
- その他の入出力エラーが発生した場合public abstract SocketAddress getRemoteAddress() throws IOException
チャネルがIP (Internet Protocol)ソケット・アドレスにバインドおよび接続されている場合は、このメソッドからの戻り値の型はInetSocketAddress
です。
null
ClosedChannelException
- チャネルがクローズしている場合IOException
- 入出力エラーが発生した場合public abstract <A> void connect(SocketAddress remote, A attachment, CompletionHandler<Void,? super A> handler)
このメソッドは、このチャネルを接続する操作を開始します。handler
パラメータは、接続が正常に確立されたか接続を確立できないときに呼び出される終了ハンドラです。接続を確立できない場合、チャネルは閉じられます。
このメソッドは、Socket
クラスとまったく同じセキュリティ・チェックを行います。つまり、セキュリティ・マネージャがインストールされている場合、このメソッドは、そのcheckConnect
メソッドが指定されたリモート・エンドポイントのアドレスおよびポート番号への接続を許可することを確認します。
A
- 接続のタイプremote
- このチャネルの接続先リモート・アドレスattachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 結果を消費するためのハンドラUnresolvedAddressException
- 指定されたリモート・アドレスが完全に解決されない場合UnsupportedAddressTypeException
- 指定されたリモート・アドレスのタイプがサポート対象外の場合AlreadyConnectedException
- このチャネルがすでに接続されている場合ConnectionPendingException
- このチャネルですでに接続操作が実行中である場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合SecurityException
- セキュリティ・マネージャがインストールされていて、指定されたリモート・エンドポイントへのアクセスが許可されていない場合getRemoteAddress()
public abstract Future<Void> connect(SocketAddress remote)
このメソッドは、このチャネルを接続する操作を開始します。このメソッドは、connect(SocketAddress, Object, CompletionHandler)
メソッドとまったく同じように動作します。ただし、終了ハンドラを指定するかわりに、このメソッドは保留状態の結果を表すFuture
を返します。Future
のget
メソッドは、正常に完了するとnull
を返します。
remote
- このチャネルの接続先リモート・アドレスFuture
オブジェクトUnresolvedAddressException
- 指定されたリモート・アドレスが完全に解決されない場合UnsupportedAddressTypeException
- 指定されたリモート・アドレスのタイプがサポート対象外の場合AlreadyConnectedException
- このチャネルがすでに接続されている場合ConnectionPendingException
- このチャネルですでに接続操作が実行中である場合SecurityException
- セキュリティ・マネージャがインストールされていて、指定されたリモート・エンドポイントへのアクセスが許可されていない場合public abstract <A> void read(ByteBuffer dst, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このメソッドは、このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み取るための非同期読込み操作を開始します。handler
パラメータは、読取り操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、読み取られたバイト数、またチャネルがストリームの終わりに達したためにバイトが読み取れなかった場合は-1
。
タイム・アウトが指定され、操作が終了する前にタイム・アウトが経過した場合は、操作は例外InterruptedByTimeoutException
で終了します。タイム・アウトが発生し、バイトが読み取られていないか、チャネルから指定したバッファに読み取られないことを実装で保証できない場合、チャネルからさらに読み取ろうとすると、詳細不明なランタイム例外がスローされます。
それ以外の場合は、このメソッドはAsynchronousByteChannel.read(ByteBuffer,Object,CompletionHandler)
メソッドとまったく同じように動作します。
A
- 接続のタイプdst
- バイトの転送先バッファtimeout
- 入出力操作が完了するための最大時間unit
- timeout
引数の時間単位attachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 結果を消費するためのハンドラIllegalArgumentException
- バッファが読取り専用である場合ReadPendingException
- このチャネルで読取り操作がすでに進行中である場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public final <A> void read(ByteBuffer dst, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
AsynchronousByteChannel
このメソッドは、このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み取るための非同期読込み操作を開始します。handler
パラメータは、読取り操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、読み取られたバイト数、またチャネルがストリームの終わりに達したためにバイトが読み取れなかった場合は-1
。
読取り操作は、チャネルから最大rバイトを読み取ります。rは、読取りが試行されたときにバッファ内に残っているバイト数、dst.remaining()
になります。rが0の場合は、入出力操作を開始することなく読取り操作はただちに終了し、結果は0
になります。
長さn (0 < n <= r)のバイト・シーケンスが読み取られるとします。このバイト・シーケンスがバッファに転送されるため、シーケンス内の最初のバイトのインデックスはp、最後のバイトのインデックスはp + n - 1になります。なお、pは、読取りが実行されるときのバッファの位置です。バッファの位置は、終了時にp + nに等しくなります。リミットに変化はありません。
バッファは、複数のスレッドで並行して使用できないため、操作が完了するまでバッファにアクセスしないように注意してください。
このメソッドはいつでも呼び出すことができます。チャネル・タイプによっては、特定の時点で複数の読取りが未処理になることが許可されない場合があります。前の読取り操作が終了する前にスレッドが読取り操作を開始すると、ReadPendingException
がスローされます。
read
、インタフェース: AsynchronousByteChannel
A
- 接続のタイプdst
- バイトの転送先バッファattachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 終了ハンドラIllegalArgumentException
- バッファが読取り専用である場合ReadPendingException
- 特定の時点で複数の読取りが未処理になることをチャネルが許可せず、前の読取りが終了していない場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public abstract Future<Integer> read(ByteBuffer dst)
AsynchronousByteChannel
このメソッドは、このチャネルのバイト・シーケンスを指定のバッファに読み取るための非同期読込み操作を開始します。このメソッドは、read(ByteBuffer,Object,CompletionHandler)
メソッドとまったく同じように動作します。ただし、終了ハンドラを指定する代わりに、このメソッドは保留状態の結果を表すFuture
を返します。Future
のget
メソッドは、読み取られたバイト数、またチャネルがストリームの終わりに達したためにバイトが読み込めなかった場合は-1
を返します。
read
、インタフェース: AsynchronousByteChannel
dst
- バイトの転送先バッファIllegalArgumentException
- バッファが読取り専用である場合ReadPendingException
- 特定の時点で複数の読取りが未処理になることをチャネルが許可せず、前の読取りが終了していない場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合public abstract <A> void read(ByteBuffer[] dsts, int offset, int length, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Long,? super A> handler)
handler
パラメータは、読取り操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、読み取られたバイト数、またチャネルがストリームの終わりに達したためにバイトが読み取れなかった場合は-1
。
このメソッドは、このチャネルから最大rバイトの読取りを開始します。rは、指定されたバッファ配列の指定されたサブシーケンスに残っている合計バイト数です。
(この読取りの試行時点。)dsts[offset].remaining() + dsts[offset+1].remaining() + ... + dsts[offset+length-1].remaining()
長さn (0 < n <= r)のバイト・シーケンスが読み取られるとします。このシーケンスの最初のdsts[offset].remaining()バイトまではバッファdsts[offset]に転送され、次のdsts[offset+1].remaining()バイトまではバッファdsts[offset+1]に転送されます。バイト・シーケンス全部が指定されたバッファに転送されるまで、この処理が繰り返されます。各バッファには最大限のバイトが転送されるため、最終更新バッファを除く個々の更新バッファの最終的な位置は、このバッファのリミットと等しくなります。基本となるオペレーティング・システムが、入出力操作で使用できるバッファの数に制限を課す場合があります。(バイトが残っている)バッファの数がこの制限を超えると、入出力操作はオペレーティング・システムが許可するバッファの最大数で実行されます。
タイム・アウトが指定され、操作が終了する前にタイム・アウトが経過した場合は、例外InterruptedByTimeoutException
で終了します。タイム・アウトが発生し、バイトが読み取られていないか、チャネルから指定したバッファに読み取られないことを実装で保証できない場合、チャネルからさらに読み取ろうとすると、詳細不明なランタイム例外がスローされます。
A
- 接続のタイプdsts
- バイトの転送先バッファoffset
- 最初のバイトの転送先となるバッファ配列内のオフセット。dsts.length
以下の負でない値length
- アクセスされる最大バッファ数。dsts.length - offset
以下の負でない値である必要があります。timeout
- 入出力操作が完了するための最大時間unit
- timeout
引数の時間単位attachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 結果を消費するためのハンドラIndexOutOfBoundsException
- offset
およびlength
パラメータの事前条件が満たされない場合IllegalArgumentException
- バッファが読取り専用である場合ReadPendingException
- このチャネルで読取り操作がすでに進行中である場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public abstract <A> void write(ByteBuffer src, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
このメソッドは、バイト・シーケンスを指定のバッファからこのチャネルに書き込むための非同期書込み操作を開始します。handler
パラメータは、書込み操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、書き込まれたバイト数です。
タイム・アウトが指定され、操作が終了する前にタイム・アウトが経過した場合は、例外InterruptedByTimeoutException
で終了します。タイム・アウトが発生し、バイトが書き込まれていないか、指定したバッファからチャネルに書き込まれないことを実装で保証できない場合、チャネルにさらに書き込もうとすると、詳細不明なランタイム例外がスローされます。
それ以外の場合は、このメソッドはAsynchronousByteChannel.write(ByteBuffer,Object,CompletionHandler)
メソッドとまったく同じように動作します。
A
- 接続のタイプsrc
- バイトの取得先バッファtimeout
- 入出力操作が完了するための最大時間unit
- timeout
引数の時間単位attachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 結果を消費するためのハンドラWritePendingException
- このチャネルで書込み操作がすでに進行中である場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public final <A> void write(ByteBuffer src, A attachment, CompletionHandler<Integer,? super A> handler)
AsynchronousByteChannel
このメソッドは、バイト・シーケンスを指定のバッファからこのチャネルに書き込むための非同期書込み操作を開始します。handler
パラメータは、書込み操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、書き込まれたバイト数です。
書込み操作は、チャネルに最大rバイトを書き込みます。rは、書込みが試行されたときにバッファ内に残っているバイト数、src.remaining()
になります。rが0の場合は、入出力操作を開始することな書込み操作はただちに終了し、結果は0
になります。
長さn (0 < n <= r)のバイト・シーケンスが書き込まれるとします。このバイト・シーケンスは、バッファのインデックスpから転送されます。pは、書込みが実行されるときのバッファの位置です。書き込まれる最後のバイトのインデックスはp + n - 1になります。バッファの位置は、終了時にp + nに等しくなります。リミットに変化はありません。
バッファは、複数のスレッドで並行して使用できないため、操作が完了するまでバッファにアクセスしないように注意してください。
このメソッドはいつでも呼び出すことができます。チャネル・タイプによっては、特定の時点で複数の書込みが未処理になることが許可されない場合があります。前の書込み操作が終了する前にスレッドが書込み操作を開始すると、WritePendingException
がスローされます。
write
、インタフェース: AsynchronousByteChannel
A
- 接続のタイプsrc
- バイトの取得先バッファattachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 終了ハンドラ・オブジェクトWritePendingException
- 特定の時点で複数の書込みが未処理になることをチャネルが許可せず、前の書込みが終了していない場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public abstract Future<Integer> write(ByteBuffer src)
AsynchronousByteChannel
このメソッドは、バイト・シーケンスを指定のバッファからこのチャネルに書き込むための非同期書込み操作を開始します。このメソッドは、write(ByteBuffer,Object,CompletionHandler)
メソッドとまったく同じように動作します。ただし、終了ハンドラを指定する代わりに、このメソッドは保留状態の結果を表すFuture
を返します。Future
のget
メソッドは書き込まれたバイト数を返します。
write
、インタフェース: AsynchronousByteChannel
src
- バイトの取得先バッファWritePendingException
- 特定の時点で複数の書込みが未処理になることをチャネルが許可せず、前の書込みが終了していない場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合public abstract <A> void write(ByteBuffer[] srcs, int offset, int length, long timeout, TimeUnit unit, A attachment, CompletionHandler<Long,? super A> handler)
handler
パラメータは、書込み操作が終了(または失敗)したときに呼び出される終了ハンドラです。終了ハンドラに渡される結果は、書き込まれたバイト数です。
このメソッドは、このチャネルへの最大rバイトの書込みを開始します。rは、指定されたバッファ配列の指定されたサブシーケンスに残っている合計バイト数です。
(この書込みの試行時点。)srcs[offset].remaining() + srcs[offset+1].remaining() + ... + srcs[offset+length-1].remaining()
長さn (0 < n <= r)のバイト・シーケンスが書き込まれるとします。このシーケンスの最初のsrcs[offset].remaining()バイトまではバッファsrcs[offset]から書き込まれ、次のsrcs[offset+1].remaining()バイトまではバッファsrcs[offset+1]から書き込まれます。バイト・シーケンス全部が書き込まれるまで、この処理が繰り返されます。各バッファから最大限のバイト数が書き込まれるため、更新された個々のバッファの最終的な位置は、最終更新バッファを除いて、このバッファのリミットと等しくなります。基本となるオペレーティング・システムが、入出力操作で使用できるバッファの数に制限を課す場合があります。(バイトが残っている)バッファの数がこの制限を超えると、入出力操作はオペレーティング・システムが許可するバッファの最大数で実行されます。
タイム・アウトが指定され、操作が終了する前にタイム・アウトが経過した場合は、例外InterruptedByTimeoutException
で終了します。タイム・アウトが発生し、バイトが書き込まれていないか、指定したバッファからチャネルに書き込まれないことを実装で保証できない場合、チャネルにさらに書き込もうとすると、詳細不明なランタイム例外がスローされます。
A
- 接続のタイプsrcs
- バイトの取得先バッファoffset
- 最初のバイトの取得先となるバッファ配列内のオフセット。srcs.length
以下の負でない値length
- アクセスされる最大バッファ数。srcs.length - offset
以下の負でない値である必要があります。timeout
- 入出力操作が完了するための最大時間unit
- timeout
引数の時間単位attachment
- 入出力操作に接続されるオブジェクト。null
も可handler
- 結果を消費するためのハンドラIndexOutOfBoundsException
- offset
およびlength
パラメータの事前条件が満たされない場合WritePendingException
- このチャネルで書込み操作がすでに進行中である場合NotYetConnectedException
- このチャネルがまだ接続されていない場合ShutdownChannelGroupException
- チャネル・グループが終了している場合public abstract SocketAddress getLocalAddress() throws IOException
チャネルがIP (Internet Protocol)ソケット・アドレスにバインド
されている場合は、このメソッドからの戻り値の型はInetSocketAddress
です。
セキュリティ・マネージャが設定されている場合は、セキュリティ・マネージャのcheckConnect
メソッドがローカル・アドレスおよび-1
を引数として呼び出され、操作が許可されるかどうかが確認されます。この操作が許可されない場合は、ループバック
・アドレスおよびチャネルのソケットのローカル・ポートを表すSocketAddress
が返されます。
getLocalAddress
、インタフェース: NetworkChannel
SocketAddress
、またはセキュリティ・マネージャによって拒否された場合はループバック・アドレスを表すSocketAddress
、またはチャネルのソケットがバインドされていない場合はnull
ClosedChannelException
- チャネルがクローズしている場合IOException
- 入出力エラーが発生した場合 バグまたは機能を送信
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