public final class Short extends Number implements Comparable<Short>
Short
クラスは、プリミティブ型short
の値をオブジェクトにラップします。Short
型のオブジェクトには、型がshort
の単一フィールドが含まれます。
さらにこのクラスは、short
をString
に、String
をshort
に変換する各種メソッドや、short
の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。
修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static int |
BYTES
2の補数バイナリ形式で
short 値を表すために使用されるバイト数。 |
static short |
MAX_VALUE
short に設定可能な最大値215-1を保持する定数。 |
static short |
MIN_VALUE
short に設定可能な最小値 -215を保持する定数。 |
static int |
SIZE
2の補数バイナリ形式で
short 値を表すのに使用されるビット数。 |
static Class<Short> |
TYPE
プリミティブ型
short を表すClass インスタンス。 |
コンストラクタと説明 |
---|
Short(short value)
指定された
short 値を表す、新しく割り当てられたShort オブジェクトを構築します。 |
Short(String s)
String パラメータで示されるshort 値を表す、新しく割り当てられたShort オブジェクトを構築します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
byte |
byteValue()
この
Short の縮小プリミティブ変換後の値をbyte として返します。 |
static int |
compare(short x, short y)
2つの
short 値を数値的に比較します。 |
int |
compareTo(Short anotherShort)
2つの
Short オブジェクトを数値的に比較します。 |
static Short |
decode(String nm)
String をShort にデコードします。 |
double |
doubleValue()
この
Short の拡張プリミティブ変換後の値をdouble として返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。
|
float |
floatValue()
この
Short の拡張プリミティブ変換後の値をfloat として返します。 |
int |
hashCode()
この
Short のハッシュ・コード(intValue() を呼び出した場合の結果と等しくなる)を返します。 |
static int |
hashCode(short value)
Short.hashCode() との互換性がある、short 値のハッシュ・コードを返します。 |
int |
intValue()
この
Short の拡張プリミティブ変換後の値をint として返します。 |
long |
longValue()
この
Short の拡張プリミティブ変換後の値をlong として返します。 |
static short |
parseShort(String s)
文字列の引数を符号付き10進数
short として構文解析します。 |
static short |
parseShort(String s, int radix)
2番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付き
short として構文解析します。 |
static short |
reverseBytes(short i)
指定された
short 値の2の補数バイナリ表現でバイトの順序を逆にして取得された値を返します。 |
short |
shortValue()
この
Short の値をshort として返します。 |
String |
toString()
この
Short の値を表すString オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(short s)
指定された
short を表す新しいString オブジェクトを返します。 |
static int |
toUnsignedInt(short x)
符号なし変換によって、その引数を
int に変換します。 |
static long |
toUnsignedLong(short x)
符号なし変換によって、その引数を
long に変換します。 |
static Short |
valueOf(short s)
指定された
short 値を表すShort インスタンスを返します。 |
static Short |
valueOf(String s)
特定の
String により指定された値を保持するShort オブジェクトを返します。 |
static Short |
valueOf(String s, int radix)
2番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定された
String から抽出された値を保持するShort オブジェクトを返します。 |
public static final short MIN_VALUE
short
に設定可能な最小値 -215を保持する定数。public static final short MAX_VALUE
short
に設定可能な最大値215-1を保持する定数。public static final int SIZE
short
値を表すのに使用されるビット数。public static final int BYTES
short
値を表すために使用されるバイト数。public Short(short value)
short
値を表す、新しく割り当てられたShort
オブジェクトを構築します。value
- Short
によって表される値。public Short(String s) throws NumberFormatException
String
パラメータで示されるshort
値を表す、新しく割り当てられたShort
オブジェクトを構築します。文字列は、基数10でparseShort
メソッドを使用するのと同じようにshort
値に変換されます。s
- Short
に変換するString
NumberFormatException
- String
が解析可能なshort
を含まない場合。parseShort(java.lang.String, int)
public static String toString(short s)
short
を表す新しいString
オブジェクトを返します。基数は10と見なされます。s
- 変換するshort
short
の文字列表現Integer.toString(int)
public static short parseShort(String s, int radix) throws NumberFormatException
short
として構文解析します。文字列内の文字はすべて、指定された基数の桁である必要があります(Character.digit(char, int)
から負でない値が返されるかどうかで判定)。ただし先頭の文字だけは、負の値を示すASCIIマイナス記号'-'
('\u002D'
)、正の値を示すASCIIプラス記号'+'
('\u002B'
)のどちらであってもかまいません。結果として得られるshort
値が返されます。
以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、NumberFormatException
型の例外がスローされます。
null
であるか、長さゼロの文字列である。
Character.MIN_RADIX
よりも小さいか、Character.MAX_RADIX
よりも大きい。
'-'
('\u002D'
)またはプラス記号'+'
('\u002B'
)であってもかまわない。
short
型の値ではない。
s
- 解析対象のshort
表現を含むString
radix
- 解析時に使用する基数s
short
値。NumberFormatException
- String
が解析可能なshort
を含まない場合。public static short parseShort(String s) throws NumberFormatException
short
として構文解析します。文字列内の文字はすべて、10進数の桁である必要があります。ただし先頭の文字だけは、負の値を示すASCIIマイナス記号'-'
('\u002D'
)、正の値を示すASCIIプラス記号'+'
('\u002B'
)のどちらであってもかまいません。結果となるshort
値が返されます。これは、その引数と基数10がparseShort(java.lang.String, int)
メソッドに引数として渡された場合とまったく同じです。s
- 解析対象のshort
表現を含むString
short
値。NumberFormatException
- 文字列が解析可能なshort
を含まない場合。public static Short valueOf(String s, int radix) throws NumberFormatException
String
から抽出された値を保持するShort
オブジェクトを返します。最初の引数は、2番目の引数で指定された基数内の符号付きshort
を表しているとして解釈されます。これは、引数がparseShort(java.lang.String, int)
メソッドに渡された場合とまったく同じです。結果は、文字列により指定されたshort
値を表すShort
オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返すShort
オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Short(Short.parseShort(s, radix))
s
- 解析される文字列radix
- 次を解釈するときに使用される基数: s
Short
オブジェクト。NumberFormatException
- String
が解析可能なshort
を含まない場合。public static Short valueOf(String s) throws NumberFormatException
String
により指定された値を保持するShort
オブジェクトを返します。引数は、符号付きの10進数のshort
を表しているとして解釈されます。これは、その引数がparseShort(java.lang.String)
メソッドに渡された場合とまったく同じです。結果は、文字列により指定されたshort
値を表すShort
オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返すShort
オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Short(Short.parseShort(s))
s
- 解析される文字列Short
オブジェクトNumberFormatException
- String
が解析可能なshort
を含まない場合。public static Short valueOf(short s)
short
値を表すShort
インスタンスを返します。新規Short
インスタンスが不要な場合、通常このメソッドがコンストラクタShort(short)
に優先して使用されます。その理由は、このメソッドが頻繁に要求される値をキャッシュするので、操作に必要な領域や時間がはるかに少なくて済む場合が多いためです。このメソッドは、-128から127の範囲(両端含む)の値を常にキャッシュしますが、この範囲に含まれないその他の値をキャッシュすることもあります。s
- short値。s
を表すShort
インスタンス。public static Short decode(String nm) throws NumberFormatException
String
をShort
にデコードします。次の文法の10進数、16進数、および8進数を指定できます。
DecimalNumeral、HexDigits、およびOctalDigitsは、『Java(tm)言語仕様』のセクション3.10.1で規定されているとおりですが、桁間のアンダースコアが受け入れられない点は規定と異なります。
- DecodableString:
- Signopt DecimalNumeral
- Signopt
0x
HexDigits- Signopt
0X
HexDigits- Signopt
#
HexDigits- Signopt
0
OctalDigits- Sign:
-
+
オプションの符号と基数指示子のどちらかまたはその両方に続く文字シーケンス(「0x
」、「0X
」、「#
」、または先頭のゼロ)は、指定された基数(10、16、または8)でShort.parseShort
メソッドを使う場合と同じように構文解析されます。この文字シーケンスは正の数でなければならず、そうでない場合はNumberFormatException
がスローされます。指定されたString
の最初の文字が負の符号である場合、生成された結果は否定されます。String
に空白文字を指定することはできません。
nm
- デコードするString
。nm
により表されるshort
値を保持するShort
オブジェクトNumberFormatException
- String
が解析可能なshort
を含まない場合。parseShort(java.lang.String, int)
public byte byteValue()
Short
の縮小プリミティブ変換後の値をbyte
として返します。public short shortValue()
Short
の値をshort
として返します。shortValue
、クラス: Number
short
型に変換した値。public int intValue()
Short
の拡張プリミティブ変換後の値をint
として返します。public long longValue()
Short
の拡張プリミティブ変換後の値をlong
として返します。public float floatValue()
Short
の拡張プリミティブ変換後の値をfloat
として返します。floatValue
、クラス: Number
float
型に変換した値。public double doubleValue()
Short
の拡張プリミティブ変換後の値をdouble
として返します。doubleValue
、クラス: Number
double
型に変換した値。public String toString()
Short
の値を表すString
オブジェクトを返します。値は、符号付きの10進数表現に変換され、文字列として返されます。これは、short
値がtoString(short)
メソッドに引数として渡された場合とまったく同じです。public int hashCode()
Short
のハッシュ・コード(intValue()
を呼び出した場合の結果と等しくなる)を返します。hashCode
、クラス: Object
Short
のハッシュ・コード値Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
public static int hashCode(short value)
Short.hashCode()
との互換性がある、short
値のハッシュ・コードを返します。value
- ハッシュ対象の値Short
値のハッシュ・コード値。public boolean equals(Object obj)
true
になるのは、引数がnull
ではなく、このオブジェクトと同じshort
値を含むShort
オブジェクトである場合だけです。equals
、クラス: Object
obj
- 比較対象のオブジェクトtrue
、そうでない場合はfalse
。Object.hashCode()
、HashMap
public int compareTo(Short anotherShort)
Short
オブジェクトを数値的に比較します。compareTo
、インタフェース: Comparable<Short>
anotherShort
- 比較対象のShort
。Short
が引数Short
と等しい場合は値0
、このShort
が引数Short
より小さい数値の場合は0
より小さい値、このShort
が引数Short
より大きい数値の場合は0
より大きい値(符号付きの比較)。public static int compare(short x, short y)
short
値を数値的に比較します。返される値は、次から返される値と同じになります。
Short.valueOf(x).compareTo(Short.valueOf(y))
x
- 比較する最初のshort
y
- 比較する2番目のshort
x == y
の場合は値0
、x < y
の場合は0
より小さい値、x> y
の場合は0
より大きい値public static short reverseBytes(short i)
short
値の2の補数バイナリ表現でバイトの順序を逆にして取得された値を返します。i
- バイトが逆にされる値short
値でバイト順を逆にして(つまり入れ替えて)取得した値。public static int toUnsignedInt(short x)
int
に変換します。int
への符号なし変換では、int
の上位16ビットがゼロになり、下位16ビットがshort
引数のビットに等しくなります。その結果、ゼロと正のshort
値が数値的に等しいint
値にマップされ、負のshort
値が入力に216を加算した値に等しいint
値にマップされます。x
- 符号なしint
に変換する値int
に変換された引数public static long toUnsignedLong(short x)
long
に変換します。long
への符号なし変換では、long
の上位48ビットがゼロになり、下位16ビットがshort
引数のビットに等しくなります。その結果、ゼロと正のshort
値が数値的に等しいlong
値にマップされ、負のshort
値が入力に216を加算した値に等しいlong
値にマップされます。x
- 符号なしlong
に変換する値long
に変換された引数 バグまたは機能を送信
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