public class AWTKeyStroke extends Object implements Serializable
AWTKeyStroke
は、キーボード、または同等の入力デバイスのキー・アクションを表します。AWTKeyStroke
は、KEY_PRESSED
やKEY_RELEASED
KeyEvent
のように、特定のキーを押したり離したりする動作にのみ対応し、KEY_TYPED
KeyEvent
のように、特定のJava文字の入力を対応させることもできます。どのような場合でも、AWTKeyStroke
では、アクションを正確に一致させるために必要な修飾子(Alt、Shift、Control、Meta、AltGraphの各キー、またはこれらのキーの組み合わせ)を指定できます。
AWTKeyStrokes
は不変であり、重複しないことを想定しています。このため、クライアント・コードで独自のAWTKeyStroke
を定義しないで、getAWTKeyStroke
のバリアントを使います。このようなファクトリ・メソッドをクライアントで使用すると、AWTKeyStroke
の実装で、インスタンスの効率的なキャッシュと共有が可能です。
getAWTKeyStroke(char)
, 直列化された形式修飾子 | コンストラクタと説明 |
---|---|
protected |
AWTKeyStroke()
デフォルト値を使用して
AWTKeyStroke を構築します。 |
protected |
AWTKeyStroke(char keyChar, int keyCode, int modifiers, boolean onKeyRelease)
指定された値を持つ
AWTKeyStroke を構築します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
equals(Object anObject)
このオブジェクトが指定されたオブジェクトと同じ場合にtrueを返します。
|
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStroke(char keyChar)
指定された文字の
KEY_TYPED イベントを表すAWTKeyStroke の共有インスタンスを返します。 |
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStroke(Character keyChar, int modifiers)
指定されたCharacterオブジェクトと修飾子のセットの
KEY_TYPED イベントを表すAWTKeyStroke の共有インスタンスを返します。 |
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStroke(int keyCode, int modifiers)
数値キー・コードと修飾子のセットを使用して、
AWTKeyStroke の共有インスタンスを返します。 |
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStroke(int keyCode, int modifiers, boolean onKeyRelease)
キーが押されたときと解放されたときのどちらでアクティブになるかを指定して、数値キー・コードと修飾子のセットを使用して、
AWTKeyStroke の共有インスタンスを返します。 |
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStroke(String s)
文字列を解析し、
AWTKeyStroke を返します。 |
static AWTKeyStroke |
getAWTKeyStrokeForEvent(KeyEvent anEvent)
特定の
KeyEvent を生成したストロークを表すAWTKeyStroke を返します。 |
char |
getKeyChar()
この
AWTKeyStroke の文字を返します。 |
int |
getKeyCode()
この
AWTKeyStroke の数値キー・コードを返します。 |
int |
getKeyEventType()
この
AWTKeyStroke に対応するKeyEvent のタイプを返します。 |
int |
getModifiers()
この
AWTKeyStroke の修飾キーを返します。 |
int |
hashCode()
一意であると考えられるこのオブジェクトの数値を返します。この値は、ハッシュ表でインデックス値として使用できます。
|
boolean |
isOnKeyRelease()
この
AWTKeyStroke がキー解放を表すかどうかを返します。 |
protected Object |
readResolve()
このインスタンスに等しい、
AWTKeyStroke のキャッシュされたインスタンス(またはAWTKeyStroke のサブクラス)を返します。 |
protected static void |
registerSubclass(Class<?> subclass)
AWTKeyStroke の新しいインスタンスを生成するときに、AWTKeyStroke のファクトリ・メソッドが使用する新しいクラスを登録します。 |
String |
toString()
このオブジェクトのプロパティを表示および識別する文字列を返します。
|
protected AWTKeyStroke()
AWTKeyStroke
を構築します。次のデフォルト値を使用します。
プロパティ | デフォルト値 |
---|---|
キー文字 | KeyEvent.CHAR_UNDEFINED |
キー・コード | KeyEvent.VK_UNDEFINED |
修飾子 | なし |
キーを離すとき | false |
AWTKeyStroke
はクライアント・コードで構築するべきではありません。代わりに、getAWTKeyStroke
のバリアントを使用します。getAWTKeyStroke(char)
protected AWTKeyStroke(char keyChar, int keyCode, int modifiers, boolean onKeyRelease)
AWTKeyStroke
を構築します。AWTKeyStroke
はクライアント・コードで構築するべきではありません。代わりに、getAWTKeyStroke
のバリアントを使用します。keyChar
- キーボード・キーの文字値keyCode
- このAWTKeyStroke
のキー・コードmodifiers
- 任意の修飾子のビット単位の論理和の組み合わせonKeyRelease
- このAWTKeyStroke
がキーを離す動作に対応する場合はtrue
、そうでない場合はfalse
getAWTKeyStroke(char)
protected static void registerSubclass(Class<?> subclass)
AWTKeyStroke
の新しいインスタンスを生成するときに、AWTKeyStroke
のファクトリ・メソッドが使用する新しいクラスを登録します。このメソッドを呼び出したあと、ファクトリ・メソッドは指定されたクラスのインスタンスを返します。指定するクラスはAWTKeyStroke
かAWTKeyStroke
から派生したもののどちらかで、引数なしのコンストラクタを持たなければいけません。コンストラクタのアクセス可能性は任意であり、private
でも構いません。この操作は現在のAWTKeyStroke
キャッシュをフラッシュします。subclass
- ファクトリ・メソッドがインスタンスを生成する新しいクラスIllegalArgumentException
- サブクラスがnull
であるか、または引数なしのコンストラクタを持たない場合ClassCastException
- サブクラスがAWTKeyStroke
でない場合、またはAWTKeyStroke
から派生したクラスでない場合public static AWTKeyStroke getAWTKeyStroke(char keyChar)
KEY_TYPED
イベントを表すAWTKeyStroke
の共有インスタンスを返します。keyChar
- キーボード・キーの文字値AWTKeyStroke
オブジェクトpublic static AWTKeyStroke getAWTKeyStroke(Character keyChar, int modifiers)
KEY_TYPED
イベントを表すAWTKeyStroke
の共有インスタンスを返します。最初のパラメータはchar型ではなくCharacter型のパラメータです。これは、getAWTKeyStroke(int keyCode, int modifiers)
呼出しによる予期しないクラッシュを避けるためです。修飾子は、次の組み合わせで構成されます。keyChar
- キーボード文字のCharacterオブジェクトmodifiers
- 任意の修飾子のビット単位の論理和の組み合わせAWTKeyStroke
オブジェクトIllegalArgumentException
- keyChar
がnull
の場合InputEvent
public static AWTKeyStroke getAWTKeyStroke(int keyCode, int modifiers, boolean onKeyRelease)
AWTKeyStroke
の共有インスタンスを返します。
java.awt.event.KeyEvent
で定義された「仮想キー」定数を使用すると、キー・コードを指定できます。例を示します。
java.awt.event.KeyEvent.VK_ENTER
java.awt.event.KeyEvent.VK_TAB
java.awt.event.KeyEvent.VK_SPACE
java.awt.event.KeyEvent.getExtendedKeyCodeForChar
を呼び出すことでキー・コードを取得することもできます。修飾子は、次の組み合わせで構成されます。keyCode
- キーボード・キーの数値コードを指定するintmodifiers
- 任意の修飾子のビット単位の論理和の組み合わせonKeyRelease
- このAWTKeyStroke
がキーを離す動作を表現する場合はtrue
、そうでない場合はfalse
KeyEvent
, InputEvent
public static AWTKeyStroke getAWTKeyStroke(int keyCode, int modifiers)
AWTKeyStroke
の共有インスタンスを返します。返されるAWTKeyStroke
は、キーを押す動作に対応します。
java.awt.event.KeyEvent
で定義された「仮想キー」定数を使用すると、キー・コードを指定できます。例を示します。
java.awt.event.KeyEvent.VK_ENTER
java.awt.event.KeyEvent.VK_TAB
java.awt.event.KeyEvent.VK_SPACE
keyCode
- キーボード・キーの数値コードを指定するintmodifiers
- 任意の修飾子のビット単位の論理和の組み合わせAWTKeyStroke
オブジェクトKeyEvent
, InputEvent
public static AWTKeyStroke getAWTKeyStrokeForEvent(KeyEvent anEvent)
KeyEvent
を生成したストロークを表すAWTKeyStroke
を返します。
このメソッドは、KeyTyped
イベントからkeyCharを取得し、KeyPressed
またはKeyReleased
イベントからkeyCodeを取得します。また、3つのKeyEvent
型のすべてからKeyEvent
修飾子を取得します。
anEvent
- AWTKeyStroke
を取得するKeyEvent
AWTKeyStroke
NullPointerException
- anEvent
がnullの場合public static AWTKeyStroke getAWTKeyStroke(String s)
AWTKeyStroke
を返します。文字列は次の構文を持つ必要があります。
<modifiers>* (<typedID> | <pressedReleasedID>) modifiers := shift | control | ctrl | meta | alt | altGraph typedID := typed <typedKey> typedKey := string of length 1 giving Unicode character. pressedReleasedID := (pressed | released) key key := KeyEvent key code name, i.e. the name following "VK_".タイプするのか、押すのか、離すのかが指定されない場合、押すと見なされます。いくつか例を挙げます。
"INSERT" => getAWTKeyStroke(KeyEvent.VK_INSERT, 0); "control DELETE" => getAWTKeyStroke(KeyEvent.VK_DELETE, InputEvent.CTRL_MASK); "alt shift X" => getAWTKeyStroke(KeyEvent.VK_X, InputEvent.ALT_MASK | InputEvent.SHIFT_MASK); "alt shift released X" => getAWTKeyStroke(KeyEvent.VK_X, InputEvent.ALT_MASK | InputEvent.SHIFT_MASK, true); "typed a" => getAWTKeyStroke('a');
s
- 上記の構文に従って指定したStringAWTKeyStroke
オブジェクトIllegalArgumentException
- s
がnull
であるか、フォーマットが正しくない場合public final char getKeyChar()
AWTKeyStroke
の文字を返します。getAWTKeyStroke(char)
, KeyEvent.getKeyChar()
public final int getKeyCode()
AWTKeyStroke
の数値キー・コードを返します。getAWTKeyStroke(int,int)
, KeyEvent.getKeyCode()
public final int getModifiers()
AWTKeyStroke
の修飾キーを返します。getAWTKeyStroke(int,int)
public final boolean isOnKeyRelease()
AWTKeyStroke
がキー解放を表すかどうかを返します。AWTKeyStroke
がキーを離す動作を表現する場合はtrue
、そうでない場合はfalse
getAWTKeyStroke(int,int,boolean)
public final int getKeyEventType()
AWTKeyStroke
に対応するKeyEvent
のタイプを返します。KeyEvent.KEY_PRESSED
、KeyEvent.KEY_TYPED
、またはKeyEvent.KEY_RELEASED
KeyEvent
public int hashCode()
hashCode
、クラス: Object
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
public final boolean equals(Object anObject)
equals
、クラス: Object
anObject
- このオブジェクトと比較するオブジェクトObject.hashCode()
, HashMap
public String toString()
String
をパラメータとしてgetAWTKeyStroke(String)
に渡して、このキー・ストロークに等しいキー・ストロークを生成します。toString
、クラス: Object
getAWTKeyStroke(String)
protected Object readResolve() throws ObjectStreamException
AWTKeyStroke
のキャッシュされたインスタンス(またはAWTKeyStroke
のサブクラス)を返します。ObjectStreamException
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