10Base-Tのリピータ規則

10Mbps Ethernetでは1bit-timeは 0.1μ秒に対応するので、512bit-time は 51.2μ秒wに相当する。 10Base-T用リピータでは、ポート・ポート間の遅延時間は約2μ秒 (=20 bit-time)。 一般的なNIC(ネットワークインターフェイスカード)の遅延時間も約2μ秒。 ケーブルは、100メートルあたり0.55μ秒かかると考えればよい。 ネットワークの往復にかかる遅延時間を考えると、以下の式を満たせば 正しく動作する。
(リピータの遅延時間の合計 + ケーブルの遅延時間の合計 + DETの遅延時間の合計)×2 < 51.2μ秒

100Base-Tのリピータ規則

UTP(category 5)を用いる場合 100Mbps用のリピータの転送は、0.35〜0.7μ秒。 DTEの速度も改善されていて、NICの遅延時間は約0.25μ秒。

(リピータの遅延時間の合計 + ケーブルの遅延時間の合計 + DETの遅延時間の合計)×2 < 5.12μ秒

100Mbpsネットワーク

100Mbps を越えるネットワーク規格には Fast Ethernet (100Base-TX) 以外にも FDDI, ATM, Fibre Channel などいろいろ存在する。 しかし、Fast Ethernet は既存のスター型 Ethernet (10Base-T) と非常に 似ており、移行が非常に簡単であった(HubをFastEthernet/Etherntブリッジに 交換し、対応するNICだけを100Base-TXにすればよい)ため、爆発的に流行 することになった。