2025/4/28 Updated by

Docker 入門

Docker の保守作業


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いらないファイルを消す


Docker.raw は、Docker Desktop(特に macOS や Windows) が内部的に Linux 仮想マシンを動かすために使用するディスクイメージファイルです。ここにコンテナやイメージ、ボリュームなどが格納されているため、大きくなります。
安全に容量を減らす方法(推奨)
以下のコマンドで不要なデータを削除して、Docker.raw の肥大化を抑えられます:


# 停止中コンテナをすべて削除
docker container prune -f

# 使っていないイメージを削除
docker image prune -a -f

# 使っていないボリュームを削除
docker volume prune -f

# 全部一括でクリーンアップ(本当に不要なものがないか要確認)
docker system prune -a --volumes -f
それでも Docker.raw が大きい場合 Docker Desktop は自動では Docker.raw を縮小しません(macOS/Windows)。空きができてもファイルサイズはそのままです。
対処方法:
Docker Desktop をリセットして再構築する(全データ消去)

Docker Desktop 設定画面 → Troubleshoot → Reset to factory defaults

全コンテナ・イメージ・ボリュームが削除されるので、事前に必要なデータはエクスポートしてください。

データをエクスポートして再インポート

イメージやボリュームをエクスポートしておき、初期化後にインポートします。
ディスクの使用状況把握
  docker system df